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2008年 07月 02日
![]() 北宋時代、梁山泊に集まった好漢たちの物語は、はじめから今の「水滸伝」の形をとっていたわけではありません。 『宋江三十六人賛』は、『水滸伝』の誕生に先駆けて、南宋時代(1127〜1279)に書かれた宋江ら三十六人の仲間を讃える文章です。もともとは画がついた“画賛”でしたが、画は散逸して、今では文章だけが残っています。 古文なので訳すのは大変に難しいのですが、一人ずつ紹介していきましょう。南宋時代の梁山泊にはどんなメンバーがいたのか、そして、彼らはどのような人物としてイメージされていたのでしょう。 ※訳文はあくまで素人の推測・想像です。多少とも合っているのかどうか、まったく分かりません。識者のご教示をお待ちしています! 九紋竜史進; 竜数肖九(竜数は肖九) 汝有九文(汝は有り九文) 蓋従東皇(東皇に従い蓋す) 駕五色雲(駕す五色雲) 「竜の数は九を肖り、汝は九文有り、東皇に従って蓋(おお)い、五色の雲に駕す」 水滸伝では第二十三位の“九紋竜”史進が登場です。あだ名は“九紋竜”で同じです。トレードマークの竜の刺青も、ちゃんと九匹いたようですね。ちょっと漠然として分かりにくい賛なのですが、道教や五行説の匂いを感じます……。 「東皇」は天上の最高神、「東皇太一」とも呼ばれ、東方に祭られます。竜は東方に配される霊獣、そして太一神は天の九宮を巡るそうですが、竜と九の間にはどんな関係が……? 九は陽の極まった数、そして陽は東から訪れるものですが……。 「肖」は「似る」「象る」「あやかる」などの意味がありますが、竜の形が九の字に似ていないこともないような? 宋代は太一信仰が盛んだったそうなので、きっとなにか謂われがあるのでしょう。 とりあえず、文章の意味をSUIKO108的に超解釈(?)してみると、 「竜といえば数は九、“九紋竜”史進は文字通り九匹の竜を刺青している。まるで五色の雲に乗った東皇様の一番弟子のような勢いで、その名前は世に鳴り響いている」 ……うーん。とりあえず、なんだか威勢のいい粋な若者のイメージはありますね。当時の風俗を色濃く反映しているような賛は、解釈が難しいです。詳しい方がいればご教授願います! #
by suiko108blog
| 2008-07-02 03:36
| Suiko108 クロニクル
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2008年 07月 01日
絵巻水滸伝第二部がいよいよ連載開始しました。 現在、ウェブサイトでは第二部の第71話「浪子・前篇」の他に、第一部の「序曲」「第一回 王進」「最終回 結集百八星」が公開されています。 それ以外の回は、どうぞ書籍をご覧下さい。 第二部スタートに際し、第一部をハイライトシーンで振りかえってみましょう! 『絵巻水滸伝 第3巻〜血戦鴛鴦楼』ハイライト3) 「脚を斬れ!!」 武官たちが剣を抜いた。 その時、一陣の風が走り、武松の腕を縛めていた縄がぷつりと切れた。縄を断ち切った短剣は、返す刃で兵士の喉を刺し貫いた。 雲が割れ、一条の月光が差す。 「“金眼彪”参上!!」 ![]() 絵巻水滸伝(第3巻)(第25回 快活林より) #
by suiko108blog
| 2008-07-01 01:33
| 絵巻水滸伝のススメ
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2008年 06月 30日
絵巻水滸伝第二部がいよいよ連載開始しました。 現在、ウェブサイトでは第二部の第71話「浪子・前篇」の他に、第一部の「序曲」「第一回 王進」「最終回 結集百八星」が公開されています。 それ以外の回は、どうぞ書籍をご覧下さい。 第二部スタートに際し、第一部をハイライトシーンで振りかえってみましょう! 『絵巻水滸伝 第3巻〜血戦鴛鴦楼』ハイライト2) その時、視線がふと一人の女の上に留まった。 やや離れた家の軒下に立つ、若い女。 髪には一本の簪もなく、身につけているのは縁飾りもない薄い緑の粗末な着物だ。それなのに、その姿は群衆の中で際立っていた。 濡れたような赤い唇。夜空を切り取ったように艶やかに輝く瞳。 二人の視線が合い、絡まった。 武松は、微かに笑った。 女は、笑みを返さなかった。 ただ、大きく目を見開いて、じっと武松を見つめているだけだった。 ![]() 絵巻水滸伝(第3巻)(第22回 潘金蓮より) #
by suiko108blog
| 2008-06-30 00:34
| 絵巻水滸伝のススメ
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2008年 06月 29日
絵巻水滸伝第二部がいよいよ連載開始しました。 現在、ウェブサイトでは第二部の第71話「浪子・前篇」の他に、第一部の「序曲」「第一回 王進」「最終回 結集百八星」が公開されています。 それ以外の回は、どうぞ書籍をご覧下さい。 第二部スタートに際し、第一部をハイライトシーンで振りかえってみましょう! 『絵巻水滸伝 第3巻〜血戦鴛鴦楼』ハイライト1) 武松は吹きつける風を吸い込んだ。肩に、胸に力が溢れる。血まみれの肌は夕日で赤く輝いていた。 拳が唸った。 虎が跳ぶ。 「ウオオオォーッッ!!」 ![]() 絵巻水滸伝(第3巻)(第21回 景陽岡より) #
by suiko108blog
| 2008-06-29 01:05
| 絵巻水滸伝のススメ
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2008年 06月 28日
『絵巻水滸伝』第二部がついに再開いたしました。 WEB版の予告編で、第一部を振り返ってみましょう。 この予告編はWEB上のみに掲載され、順次、消えていったため、見たことのない方も多いのではないでしょうか。 数々の名文に彩られた“幻の予告編”、どうぞお楽しみください。 ※各回の回数については、単行本化にあたって再編成をしているため、WEB版と実際の回数には違いがあります。(WEB版の第六十九回は、魁星出版絵巻水滸伝(第9巻)収録第六十回に相当します) 『絵巻水滸伝・六十九回 凶報』 ![]() 志なかばにして、梁山泊頭領“托塔天王”晁蓋は死んだ。 「天よ地よ、照覧あれ」あの夏の日、七人の仲間と誓った“北斗の党”の、夢は終わった。 勝利を目前にしながらも、“怒れる山”に残された林冲、欧鵬たち。襲いかかる、女真の狩人。 「晁蓋殿は、死んではいません。よろしいか」 危急存亡の秋、“智多星”呉用が下した、悲しき決断。 金色の鷹が天に舞い、蒼き狼が地に狂う。主なき梁山泊の、運命や如何に──。 #
by suiko108blog
| 2008-06-28 03:16
| 絵巻水滸伝のススメ
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