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2009年 08月 10日
★絵巻水滸伝美女図鑑(12)
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               慕容貴妃(ぼようきひ)

風流天子・徽宗の寵妃。青州知府、慕容彦達の妹。その凄艶な美貌と童貫との連携によって後宮随一の権勢を誇ったが、慕容一族の燕国復興の野望が露顕して死を賜った。貴妃は皇后に継ぐ高い位だが、慕容の名前が歴史に残ることはなかった。

by suiko108blog | 2009-08-10 02:05 | 絵巻水滸伝人物名鑑【その他】 | Comments(0)
2009年 08月 09日
★『山中鹿介』発売!
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正子公也が表紙を描いた、童門冬二氏著『山中鹿介(やまなかしかのすけ)』が学陽書房より発売になりました。興味のある方はぜひ書店でご覧ください。

「月よ、われに七難八苦を与えたまえ」

不屈の闘志と美しき心情
勇将の壮絶な生涯!


悲願である「尼子家再興」を志す勇将山中鹿介は、
あらゆる苦難に屈しないことを月に向かって誓う。
毛利の大軍に囲まれた上月城でひたすらに信長からの
援軍を待つ鹿介に届いたのは苛烈な悲報であった・・・。
絶望の中でさえなお一途に一筋の光明を求めた人間たちの
不屈の闘志と美しい心情を描いた傑作長編小説。


山中鹿介
著者: 童門冬二
出版社: 学陽書房
サイズ:文庫
ページ数:324p
発行年月:2009年08月

by suiko108blog | 2009-08-09 00:54 | 正子公也の仕事 | Comments(0)
2009年 08月 08日
『絵巻水滸伝/第79回「梁山燃ゆ・後篇」』本日公開!
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  山東済州の内に一つの水郷あり。
  四方およそ八百余里にして、山は巨浪を排し、水は遙天に接す。
  乱蘆は万隊の刀鎗をあつめ、怪樹は千層の剣戟を列ぬ。

──梁山、燃ゆ。

 神は叫び、鬼は哭く!
 「戦え!」
 山は歌い、星は踊る!
 「戦え!」
 地は震え、天は笑う!

──梁山、燃ゆ。
 長き戦いに曙光がさすとき、梁山は最後の日を迎える──。


『絵巻水滸伝/第79回「梁山燃ゆ・後篇」』本日公開! キノトロープ/絵巻水滸伝

by suiko108blog | 2009-08-08 02:13 | 絵巻水滸伝 | Comments(10)
2009年 08月 07日
★残暑お見舞い申し上げます★
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  残暑お見舞い申し上げます。

今日は立秋。
暦のうえでは秋となりますが、まだまだ暑い日が続きそうです。
みなさん、どうぞ健康に気をつけて、楽しい夏をお過ごしください。

by suiko108blog | 2009-08-07 01:18 | Comments(0)
2009年 08月 06日
呼延灼と呼延賛
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 “双鞭”呼延灼(そうべん こえんしゃく)

官軍の将であった呼延灼は、二本の鋼鞭を使うことから“双鞭”と呼ばれます。卓越した統率力を発揮する歴戦の名将であり、軍規を重んじ、脆弱な官軍の中にあって、その率いる軍は無敵。“軍神”とも尊称されました。
彼は、宋朝建国の功臣、呼延賛の末裔です。呼延賛は太原(現在の山西省)の人。若くして騎兵軍の兵卒になり、その武勇を宋の太祖に見いだされ、班長から軍使、軍校、鉄騎軍指揮使と出世していきます。戦では先鋒となり、敵城に一番乗りし、その後も軍職を歴任します。文字通りたたき上げの軍人で、権勢や財貨には執着せず 、死ぬ寸前まで軍人としての務めを果たしました(紀元1000年没)。
呼延灼は心臓の上に『赤心殺賊』の刺青をしていますが、これは呼延賛がその身に刺青していた言葉です。その妻子はもちろん、奴婢にいたるまで同じ刺青をさせていました。その伝統が呼延灼の代まで連綿と受け継がれて来たのです(すると、剣娘や双子の妹たちもどこかに刺青をしているのでしょうか。もしかしたら、韓滔、彭 キも……)
さらに息子たちは、これとは別に耳の後ろに、「出門忘家為国、臨陣忘死為主」(門を出ては国家のために家を忘れ、陣に望んでは主のために死を忘れる)と刺青していました。太祖の深い恩愛に感じた呼延賛は、呼延家が永遠に国家に報いることだけを願う家であれと望んでいたのでしょう。
とはいえ、呼延賛は勇敢ではありましたが、豪快ゆえに少し軽率なところもあり、人を驚かすような行動を好む人物で、沈着冷静、謹厳な呼延灼とはだいぶ趣が違ったようです。破陣刀、降魔杵、鉄頭巾といった重さ数十斤の武器で身をかため、常に「わしは敵中で死ぬぞ」と言っていました。建国の気運をまとった、あくまで無骨 な武辺であったのです。
彼の教育方法も、また無骨もなのでした。呼延賛には四人の息子がいましたが、真冬でも幼い子供たちに冷水で沐浴させ、体を鍛えさせました。一方で、子供が病気になった時には、薬になるということで、自分の股肉を割いて羹を作り、与えたというエピソードも残っています。
呼延賛が死んでから百余年、宋国も、宋国の官軍もすっかり様相を異にしています。
しかし、呼延灼と呼延賛は、同じ夢を抱いています。それは、戦場で死ぬこと──です。呼延賛は、その夢を果たすことができませんでした。おそらく老年に入っていたであろう呼延賛の最後の仕事は、戦ではなく、皇太后陵の警備であったからです。
軍神──“双鞭”呼延灼。彼の望みは、はたして叶うことになるのでしょうか。

       絵巻水滸伝(7)

by suiko108blog | 2009-08-06 04:16 | Suiko108 クロニクル | Comments(0)
2009年 08月 05日
★絵巻水滸伝美女図鑑(11)
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               李師師(りしし)

東京の名妓。「開封第一美女」と呼ばれる絶世の美貌を持つばかりでなく、音曲や詩にもすぐれた才女である。お忍びで訪れた天子・徽宗の心を奪い、後宮の妃嬪にもまさる寵愛を受ける。華やかな世界に生きる遊女であるが、名利財宝には関心がなく、燕青の知己を得てからは、なにかと梁山泊に力を貸す。

※李師師の恋人であった詩人官僚・周邦彦と徽宗の恋のさやあてや、徽宗が李師師の会うために作ったという地下道など、いろいろと伝説が多いが、「東京夢華録」にも名の見える実在の名妓である。

by suiko108blog | 2009-08-05 13:01 | 絵巻水滸伝人物名鑑【その他】 | Comments(0)
2009年 08月 04日
楊志と楊業
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 “青面獣”楊志(せいめんじゅう ようし)

顔に大きな青痣があり、それゆえに“青面獣”と呼ばれます。彼は名門・楊家の出身で、武挙(ぶきょ・武官の登用試験)に受かって禁軍の武官になります。しかし、衆に優れた武芸も、名門の栄誉も、打ち続く不運の前には無力でした。楊志は勅令による花石綱(かせきこう・天子に供する奇岩の輸送)に失敗し、起死回生をかけた生辰綱(せいしんこう・宰相への誕生祝い輸送)をもしくじって、ついに二竜山の賊となります。
運命に弄ばれるように流転するなかで、楊志が唯一、心の拠り所としていたのが、伝家の宝剣“吹毛剣”(すいもうけん)でした。楊志の曾祖父にあたる、楊業の遺品と云われる剣です。
楊業は太原(現在の山西省)の人。若い頃から任侠を好み、騎射に優れた豪傑として知られていました。初め北漢国に仕え、節度使として数々の軍功をあげて「無敵」と号せられましたが、のちに腐敗した北漢の朝廷を見限って宋の太宗に降ります。宋国の将となった楊業は、たびたび北方の契丹(きったん)族を破り武功を立てます。契丹軍は楊業を恐れ、その旗を見ただけで撤退していくほどでした。
しかし、雍熙三年(986年)、契丹との戦いに赴いた楊業は、上官として同行した奸臣・潘美に陥れられ、寡兵をもって不利な地に布陣させられることになります。楊業は力戦するも敗れ、身には数十創を負い、士卒は全滅し、馬もまた重傷を負って倒れます。まだ僅かな兵が残っていた時、楊業は彼らに「自分とともに死ぬことはない。ここを去って生き延びろ」と語りかけます。しかし、一人として去る者はいませんでした。
楊業は息子とともに捕虜となり、契丹軍が求める降伏を拒否し、絶食すること三日にして、ついに非業の死を遂げます。その死のありさまを聞いて、泣かぬ者はいなかった──と云われています。
過酷なまでに続く不運にもめげない楊志の強靱な意志は、この不屈の英雄の血を受け継いでいるという誇りに支えられているのです。

                   絵巻水滸伝(第2巻) 

by suiko108blog | 2009-08-04 01:19 | Suiko108 クロニクル | Comments(2)
2009年 08月 03日
★絵巻水滸伝美女図鑑(10)
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               楓児(ふうじ)

二竜山の居酒屋で働く少女。もとは近郊の農民の子供で、弟とともに死にかけていたのを“操刀鬼”曹正が助けたらしいが、その詳細は分からない。耳が不自由で、曹正とは手話で会話する。二竜山の仲間たちとともに梁山泊入りし、山塞でも曹正の仕事を手伝っている。

by suiko108blog | 2009-08-03 03:12 | 絵巻水滸伝人物名鑑【その他】 | Comments(4)
2009年 08月 02日
★「絵巻水滸伝」好漢名鑑
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『水滸伝』に最初に登場する百八星は“九紋竜”史進ですが、最初に登場する“好漢”といえば──多くの読者が王進を思い浮かべるのではないでしょうか。
王進は、皇帝直属の軍隊である、禁軍の棒術師範を務めていました。この禁軍教頭とは、武官としての地位は低いものの、兵士の中から特に武芸に優れた者が選ばれました。
 王進は兵士たちに棒術を教えながら平穏な日々を送っていましたが、ある時、新しく殿帥府太尉となった高キュウとの遺恨により、都を追われ、逃亡者となってしまいます。
 執念深い高キュウは王進の首に懸賞金をかけ、王進は宋国を当てどなく逃避行を続けます。そして、その途上に出会ったのが、全身に九匹の竜を刺青した若者──“九紋竜”史進でした。
 自己流の鍛練をする史進に、王進は希有の才能を見出します。史進もまた、王進の今までの師匠にはなかったものを感じ取り、月下に師弟の礼を取ります。
 その後、王進は史進を最後の弟子と決め、武芸十八般の神髄を伝授することになります。すでに自分の人生には何の希望もないことを悟っていた王進は、若い史進に自分の武芸、そして、あったはずの未来を託したのかもしれません。
 やがて史進がすべての武術を修めると、王進は史家に累が及ぶことを恐れ、再び逃亡の日々へ旅立っていきます。
 人格、武芸ともに優れた王進の印象は鮮明です。彼がいつ再登場し、どうやって梁山泊入りするのか、楽しみにしていた読者も多いでしょう。
 しかし、多くの人々が、好漢たちを梁山泊へ導くために登場し、そして去っていったように、王進もまた何処へか去り、二度と物語に現れることはありません。

  絵巻水滸伝(第1巻)

by suiko108blog | 2009-08-02 02:59 | 絵巻水滸伝人物名鑑【その他】 | Comments(0)
2009年 08月 01日
★絵巻水滸伝美女図鑑(9)
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               阿姜(あきょう)

本名は姜小玉。“白日鼠”白勝の幼なじみだった呂三の妻。貧農の娘で、借金のかたに嫁いだ。呂三の死後、白勝と気持ちを通わせ、生辰綱強奪では夫婦のふりをして黄泥岡へ痺れ薬の入った酒を売りにいく。事件が発覚した後は、阮兄弟の老母とともに尼寺に身を寄せるが、子供を生み、まもなく眠るように世を去った。

by suiko108blog | 2009-08-01 01:51 | 絵巻水滸伝人物名鑑【その他】 | Comments(0)