『絵巻水滸伝』第二部、好評連載中!
WEB版の予告編で、第一部を振り返ってみましょう。
この予告編はWEB上のみに掲載され、順次、消えていったため、見たことのない方も多いのではないでしょうか。
数々の名文に彩られた“幻の予告編”、どうぞお楽しみください。
※各回の回数については、単行本化にあたって再編成をしているため、WEB版と実際の回数には違いがあります。(WEB版の第八十二回は、魁星出版
絵巻水滸伝(第10巻)収録第七十回後半に相当します)
『絵巻水滸伝・八十二回 結集百八星・後篇』
運命の一日が始まった。
林冲が、楊志が、花栄が、秦明が。
呼延灼が、李逵が、武松が、魯智深が。
一条の光に導かれ、果てのない道程をひた走る。
「天よ、我々は──何処へ行くのだ」
誰も、その宿命から逃れることはできない。
「宿命とはなんだ。我々は、なんのために集まったのだ」
三十六員の天コウ星、天より降臨し、
七十二座の地サツ星、人間に出現す。
かくして次回、「水滸伝──水のほとりの物語」は、ひとたび、その幕を閉じる──。