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2008年 10月 31日
水滸傳絵詞之八 『行者 武松』
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 額に鉄の鉢巻、首には人骨を繋いだ数珠、燃え立つような、しかしまっすぐな眼をもち、酒を好むが、色は好まず、武松は大衆の代弁者であり、超人的英雄でもありました。虎退治では未だ行者姿ではないのですが、“虎と闘う武行者”に空想を遊ばせました。日没、深紅の光が宿った山々に、酔漢・武行者の、勝利の雄叫び がこだまします。

絵巻水滸伝(第3巻)』より『行者 武松(ぎょうじゃ ぶしょう)』

                              絵と文★正子公也
*『絵詞』は1996年に描いた水滸伝人物画約20点に添えられた、正子公也の文章を当時のまま、掲載しました。(初出;光栄刊「水滸伝」好漢ファイル)

by suiko108blog | 2008-10-31 01:31 | 水滸傳絵詞 | Comments(2)
Commented by 水滸無双 at 2008-10-31 20:30 x
絵から飛び出してきそうな迫力ですね!
武十回大好きです。
Commented by suiko108 at 2008-11-01 12:01 x
何度見ても、迫力がありますよね!グラフィック社版の画集も懐かしいです。


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