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2008年 10月 25日
水滸傳絵詞之二『少華山の三傑』
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 天に云う。われら三人、同じ日には生まれずとも、ただねがわくは同じ日に死なん。たとい劉備・関羽・張飛が義心に及ばずとも、その志はこれおなじかるべし──。
“桃園の誓い”に倣い、少華山の三頭目は義兄弟の契りを結びます。史進と共に梁山泊に合流、朱武はその神算鬼謀をもって山寨に重きをなし、軍略においては、呉用を凌ぐものがありました。
“宙を飛ぶ虎・陳達”、“人を食らう白い大蛇・楊春”、“神の知謀を持つ男・朱武”、彼らが“龍の子”史進と出会うことにより、伏魔殿より目覚めた運命の悪魔星(あくまぼし)は、ようやく動き始めます。

『跳澗虎 陳達(ちょうかんこ ちんたつ)』
『白花蛇 楊春(はっかだ ようしゅん)』
『神機軍師 朱武(しんきぐんし しゅぶ)』

絵巻水滸伝(第1巻)


                              絵と文★正子公也
*『絵詞』は1996年に描いた水滸伝人物画約20点に添えられた、正子公也の文章を当時のまま、掲載しました。(初出;光栄刊「水滸伝」好漢ファイル)

by suiko108blog | 2008-10-25 01:51 | 水滸傳絵詞 | Comments(4)
Commented by 小白眉 at 2008-10-27 12:16 x
当時貧乏学生だったので、買えずに何度も立ち読みしました。
お気に入りが張清と董平でしたが、なぜか一番に思い出されるのは穆弘ですね。インパクト強かったんだと思います。
Commented by suiko108 at 2008-10-27 18:29 x
小白眉さん
こんにちは!水滸傳絵詞は97年発行の「好漢ファイル」に掲載されたものですから、もう10年以上前になりますね。この時は、まだ絵巻の連載も始まっていませんでした。とても懐かしいですね。穆弘、確かにそれまで殆ど本格的なビジュアルを見たことがなかったので、印象的でした!
Commented by 雲海 at 2008-10-27 20:31 x
好漢ファイル、今も大事に持ってますよ。絵詞の文章も正子先生だったんですね。どの好漢も味わい深い文ですね。
魯知深の文、天性、剛にして直・・・の文が当時から大好きだったんですよねぇ。
Commented by suiko108 at 2008-10-28 10:20 x
雲海さん
おはようございます。味わいのある名文ですよね。こうして絵につけて読むと(本ではモノクロページに掲載されていました)さらに素敵です。他の好漢も読んでみたいですね!


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