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2021年 10月 06日
英語で好漢(99)
10月に入りましたが、こちらはまだ暑い日が続いています。
来週くらいには、急に寒くなったりするのでしょうか。
今のうち、夏に飲みそびれたビールでも楽しみたいところですが……。
その前に、今年中にはこの「英語で好漢」紹介を終えねば!とやや焦っております。
いよいよ残すところ、あと9人。
今年中に終わらなかったら、あの賞金稼ぎが狙いにくるぞ……という覚悟でガンバリマス。

『絵巻水滸伝』の好漢のあだ名の英訳は、パール・バックの訳を基礎に、絵巻オリジナルを加えています。
英国在住の作家で、語学とセンスに優れた入江敦彦先生には、多大なご協力をいただきました。

それでは、今回の好漢が……振り向けば、いつのまにか背後に!

The Ugly Star
among the stars of earth
The Gargoyle「ザ・ガーゴイル」

ガーゴイルといえば、あれですね。
教会などの屋根にはりついている、コワイやつです。
あれ、実は「雨樋」だそうです。屋根にたまった雨水を排水する大切な役目があるそうです。
それなのに、なぜあんなグロテスクな形にするんでしょう。
屋根を守る大切な装置じゃないですか。
ちょっと納得いきませんね!
……と憤慨しても、寡黙な彼は「……」という顔で、どこかへ行ってしまうんでしょう。
梁山泊のガーゴイル「地醜星 石将軍 石勇」は。
英語で好漢(99)_b0145843_12013465.jpg
ひたすら目立たず、黙々と梁山泊守護の役目を果たす石勇
醜い石の石像──ではあまりに可哀相ですが、彼はそれが自分の役目だと決めているのです。


He was the ninety ninth companion and a sergeant in the infantry.
His nick name was 'The Gargoyle'. Originally he was a gambler.
He was a real rascal, who had no courtesy towards anyone.
'Little Whirl Wind' and ''Welcome Rain' were the only exceptions.
'Little Whirl Wind' helped him when arrangements were made to search for him for murder.
One day, by coincidence, 'Iron Keeper' left a letter with him for 'Welcome Rain'.
This is how he joined the Liang-Shan Warriors. He died in the Dark Guru War.
He tried, but failed, to rescue 'Blue Eyed Tiger'.


英語で好漢(99)_b0145843_18581166.jpg
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers      梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。




by suiko108blog | 2021-10-06 00:00 | Suiko108 クロニクル | Comments(4)
Commented by しろうさ at 2021-10-06 15:21 x
なるほど……やっぱり西洋的にすると印象ががらっと変わるものなのだなぁと思いました。
日本風でいけば、「道祖神」とか「賽の神」というイメージでしょうか。中国での石将軍は悪神ということになっていますが、なかなかぴったりくる神様っていないなぁと思いました。
Commented by suiko108blog at 2021-10-06 20:43
> しろうささん
こんばんは!
石勇、ちょっと石像ぽい(?)ところありますよね。日陰でいつまでもジッと見張りとかしていそう……梁山泊のためなら!
そうそう、日本だと村の入り口に魔除けとして大きな草鞋をかけたりしますよね。きっと世界中に様々な魔除けの石像があることでしょう。いろいろな国で、いろいろな神様に訳される石勇を見てみたいですね。
Commented by 雲海 at 2021-10-06 21:21 x
こんばんは。
石といえば・・・。
私の家の前に街道がありまして、そこから細い路地を曲がって曲がって我が家に辿り着くんですけど。
道の端に地面にめり込んだ石があるのです。
文字も無く石碑なのかどうかもわからないのですが、
コレが案外魔除けみたいな役割をしていたのかなぁ
とふと思いました。
ガーゴイルってファンタジーの怪物か、と思いましたが
もともとはそういう建築物だったですか。沖縄のシーサーを連想したのは雲海だけでしょうか。
Commented by suiko108blog at 2021-10-07 08:58
> 雲海さん
おはようございます。
それは不思議な石ですねぇ……きっと由来ある石に違いありません。
細い路地の石の横を通る雲海さんの映像を、水木しげる先生の絵で想像してしまいました。
我が家の近くには石敢当とシーサーいっしょに飾っているお宅がありまして、通るたびに「石勇……」と思っております。


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