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2021年 07月 15日
『星ノ章~水のほとりの物語 第132回 (七)家路・後篇』本日公開!
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ある晴れた初夏の朝、宋江のもとを訪れる朝廷からの使者。
“大いなる首”の星──“天魁星”の声は聞こえるか!

万姓、熙熙たり化育の中
三登の世、楽しみ窮まること無し
豈に知らんや礼楽笙鏞の治
変じて作す兵戈剣戟の叢
水滸塞中、節侠屯し
梁山泊内、英雄聚う
細かに治乱興亡の数を推れば
尽く陰陽造化の中に属す

連載開始から二十三年。次回、『絵巻水滸伝』は、ここにその最終回を迎える──。

『絵巻水滸伝/第132回「星ノ章~水のほとりの物語(七)家路・後篇本日公開! キノトロープ/絵巻水滸伝


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我々は決して負けない!! All Men Are Brothers      梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。




by suiko108blog | 2021-07-15 12:30 | 絵巻水滸伝 | Comments(6)
Commented by ロウカスト at 2021-07-15 13:31 x
ついに最終回になってしまいましたね……。長きに渡って、素晴らしい作品をありがとうございました。
結局梁山泊の運命は変わらなかったのですが、北宋が滅びるところまでを描いて彼らへの罰とし、
金国もやがては滅びるとして「梁山泊や宋が負けた」で終わらせなかったことは、読者へのいささかの慰めとなる部分だったと思います。

奸臣たちの死が梁山泊残党の手によって行われる事を匂わせていないので、水滸後伝へ続く予定は無いのでしょうか。
ハッピーエンドに至る物語を期待しております。あと、奇想天外極まる日本軍の描写がいったいどうなるのか……。真面目に書くのは無理かも?

誤字の報告もこれで最後になるのですね……。
>この天子が、自分たちがいなければやっていけないことを、彼らよくは知っていた。 → 彼らはよく知っていた

最後にもう一度、素晴らしい作品をありがとうございました。
Commented by suiko108blog at 2021-07-15 14:36
> ロウカストさん
長い間、ありがとうございました。
本当に終わったんだなと、ひどく不思議な気分です。
今日は雷が雨が降ったり、晴れて青空が見えたり、この23年間を凝縮したようなお天気です。
物語はひとまず終わりましたが、みなさんの物語は続きます。
よかったら、また、いつか、どこかで、彼らの物語を思い出していただけたら嬉しいです。
最後まで、校正もありがとうございました!
まだ書籍に関連する企画などもありますので、そちらも楽しみにしていていださいね。
Commented by 雲海 at 2021-07-15 22:16 x
こんばんは。
絵巻水滸伝、全て読み終わりました。
本当に素敵な、良い水滸伝読ませていただき、感動、
嬉しい想いをさせていただきました。
ただただ感謝の極みです。
最期のメッセージ・・・深いですねぇ。
是非、みなさんも味わって下さい。
雲海は水のほとりの物語、水滸伝である・・・
で終わると邪推してましたが、違いました。
正子先生、森下先生、本当にお疲れ様でした。
(あ、でも出版も控えてますか。)
これからも先生のお仕事是非拝見したく
私も愉しみつつ、頑張っていきますよ。
それこそ、鶏尾のようにねぇ。
「ほんうとだよ……先生が、そう言ったんだ」→
「ほん【と】うだよ……先生が、そう言ったんだ」
あぁ、校正も鶏尾でしたヨ。
Commented by フーテン at 2021-07-15 23:12 x
初コメさせていただきます。23年もの連載お疲れさまでした。それにしても張節とか韓・梁夫婦に成長後の岳飛ら南宋のスターまで登場するとは思いませんでした。張節は両親に似てイケメンですが癖がありそうに見えますが気のせいでしょうか(笑)
Commented by suiko108blog at 2021-07-16 08:25
> 雲海さん
今月もありがとうございました。
原稿はかなり前にできていたのですが、こうして公開され、みなさんの声を聞くと、本当に終わったのだなぁ……と、なんともいえない気持ちです。
でも、すがすがしさ、希望のようなものもあるんです。
それはやはり、雲海さんが宋江からのメッセージをしっかりと受け止めてくださったように、もしかしたらこの世界に108人しかいないけれども、誰かの心に彼らの物語届いたと信じられるからです。
ありがとうございました。雲海さんには、ほんとうにお世話になり、また励まされました。
なんだかしんみりしてしまいましたが、まだ書籍もありますし、今後の展開も諦めていませんよ!
108星は天にあろうが地にあろうが、永遠にともにあり……我々の旅はまだまだ続きます!
Commented by suiko108blog at 2021-07-16 08:30
> フーテンさん
初コメ、あながとうございます!
節くん、イケメンですよねぇ。最初に見たとき、林冲!?と思いました。
そういえば、林冲と張清って、ちょっと似ていませんか。
森下先生は以前に南宋の滅亡も描いていますから、彼ら創業期の南宋のスターたちのお話も読みたいですね。


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