2021年 06月 11日
第97位 地察星“青眼虎”李雲 (ちさつせい せいがんこ りうん) 目が青いため、あだ名を“青眼虎”。髪も金色で、顔だちも異国人のようであった。 もとは沂水県の都頭で、父親は墨家の流れを組む大工の頭領であった。 また、その家の先祖は西方から来た金髪碧眼の将軍と伝わる。 墨子を暗唱し、また武芸の腕も卓越していた。 酒に酔わず、痺れ薬も効かず、その心は常に真理を察知していた。 不殺を誓い、梁山泊では自ら望んで大工の仕事につき、戦場では攻城具を担当した。 しかし、方臘戦の死闘の中でついに人を殺し、まもなく、自らの命も天に還した。 人を救うものは救われ、人を殺すものは殺される。 それが彼の青き双眸が洞察した真理であった。 ★外伝「墨子の魚」はこちら! 被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
by suiko108blog
| 2021-06-11 00:00
| 絵巻水滸伝人物名鑑[完全版]
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Comments(13)
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こんばんは。
李雲謎でしたねぇ。 なんで、大工担当? もとは都頭で、朱仝、雷横と 同じ役人なのに? しかも李鉄牛を一発KOできるの でして、結構な実力もある筈なのに・・・? 昔はこういう不思議な好漢もいるのも水滸伝だねぇ、 なんて思っておりましたが、絵巻水滸伝の解釈で 腑に落ちてしまいました。墨家の末裔とは 見事な解と思います。 真理を知る青き双眸・・・いいですねぇ。 97位はちょっともったいない席次かも しれませんねぇ。
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> 雲海さん
謎ですよねぇ。農民出身で亀の陶宗旺が城壁を作るのは分かりますが、李雲はあのビジュアル、あだ名もカッコイイ。 しかし、みんながみんな、戦場で大活躍して、首をいっぱい獲りたいわけでもないですからね。たとえ戦力になる強い李雲でも、彼がやりたい仕事に配置する。多様性を認める梁山泊の懐の深さですね。 そういえば、雲海さんは梁山泊に入ったら、どの部署になりたいですか。 suiko108は……左廂に入って蕭譲のしたで梁山泊の宣伝活動かな。毎日壁新聞を更新したり、好漢募集のチラシを作ったり……今と同じだ! ![]()
こんにちは。
部署ですか。そうですねぇ。 私は基本経理の世界で生きてきたから、そのまま だと、神算子の兄貴ですかね。 ですが、上司として憧れるのはカクシブンですね。 暴れて酒飲んで楽しそうなのは歩兵部署ですよねぇ。 王英や杜遷、宋万も気楽そうでいいような。 結構、選べませんね。梁山泊に入れただけで どこの部署でもきつい、きついいいながら 愉しんでしまいそうです。まぁ、適正で神算子、 性格で楊林ですね。講談の後は落語で お楽しみいただきたく思います。 あぁ、寄席に行きたい。先生の画展も 開ければいいですねぇ。 失礼しました。
> 雲海さん
では、ご一緒に左廂務め、同僚ということで宜しくお願いいたします。 楊林を中心にハメをはずして騒いでいて、裴鉄面に叱られたりするんでしょうねえ……楽しそう! おお、雲海さん、落語好きですか。寄席、いいですね! 初寄席で悪い客にあたってしまい、それ以来、行ってないんですが。もっぱらYouTubeで三代目志ん朝を聞いております。話ぶりがいいですよねぇ。楊林、こんな感じでしょうか? ![]()
こんばんは。
三代目 志ん朝最高ですねぇ。 粋とテンポ最高です。 私はもうン十何前、小学生の時に おとっつあんの志ん生師匠 にガツンときたんですよ。 もう、ずっと落語大好きですよ。 寄席たまーに悪い客もいますねぇ。 まぁ、そこはねぇって感じですかね。 錦豹子の前座に雲海の落語聞いて 笑ってもらいたいですねぇ。 ちなみに関西は米朝師匠大好きでしたよ。 ![]()
> 雲海さん
さすが雲海さん、あの頃は、テレビでも演芸が盛んでしたが、小学生からとは早熟ですね! 米朝師匠の語りもすべっとしていいですねぇ。楊林も年を取ったらこんな感じになるかも? 錦豹子の講談は、みなさんのお好きな落語家さんで想像していてくださいね。 楽和の語り……なぜか稲川純二のコワイ話を思い浮かべてしまいました。楽和の怪談……こわそう! そういえば、最近人気の歌手で周深という美青年がいるのですが、 男性とは思えぬ高音の美声で、楽和ってこんな感じ?と、最初聞いた時にびっくりしました。 ★梁山寄席・本日の番組★ 雲海さんの落語~楽和の怪談と歌(伴奏は馬麟&燕青)~中入り~李応と杜興の漫談~公孫勝のマジック~楊林の講談 いかがでしょう? ![]()
こんばんは。
おぉ。前座見事につとめてみせましょう。 落語は「酒」のお話し多いですから、兄貴たちに 喜んでいただけるとおもいますよ。 李応「儂は鵬なのに何故出番が浅いのだ?」 「旦那さまが立派すぎるのでここくらいが 一番良いのでは~」 なんて会話がかわされそう。 錦豹子、大トリですねぇ。待ってました!の 掛け声かかりますね~ 演目は「野猪林」か、「武十回」か。 後はプログラムに時遷、項充の太神楽なんかも よさそうです。夫婦漫才や兄弟漫才もアリでしょうか。 寄席の雰囲気を水滸伝で~雲海には 最高のプレゼントでした。感謝です。 ![]()
こんばんは、お疲れ様です、関東の方も梅雨入り間近のようですね、
さて青眼虎の青色の目、坊ちゃんの金色の目、他にも好漢達にはその人にしかない特徴があるんでしょうね、 広大な中国大陸、先の方言だけでなく何しろ地続き、西方の南方の北方のいや極東の日本の血が入っている人もいるのかもしれませんね、 祖先は遠い地方の人でここ梁山泊に集まったと思うと、それもロマンがありますね、久々に坊ちゃんと青眼虎の外伝読みました、やっぱり 不思議な物語でいいですね、108星には108通り物語があるんですね、本編が完結の後は外伝がシリーズになればと思いました、 さてぼくが梁山泊社に入るとしたら、柴進部長が統括する諜報部に入りたいかな、同じ関西弁で親近感がある時遷課長の下について、 同僚に面白いやつがいっぱいいそうな鶏狗の一員になり、変装の技術はこっそりと課長のライバルの烏蘭さんに教えてもらいに行ったり、 (やっぱり、課長に教えてもらうより烏蘭さんの方がいいもんな)それが課長にばれて「あほ!」て怒られたり 笑 諜報部は東西どっちの 部署になるんですかね?雲海さんは米朝師匠が好きと言っておられたけど、ぼくはお弟子さんの枝雀師匠が好きでした、ある意味あのぶっ飛んだ 落語を楊林さんに演じてもらえたら、梁山寄席には李さんと周さんのコンビ名”桃花山”の「顔が売れてちゃ、この役は務まらねぇ」と李さんの渋い 顔のぼやき漫才を見てみたい、もちろん周さんがボケで李さんがツッコミで 笑
> 雲海さん
梁山寄席、盛り上がってきましたね! 木戸番は劉唐?顧大嫂がお弁当を売りに来たり、賑やかですね! 最前列は燕順オヤブンの指定席。 おもしろい話にはヤンヤの喝采、つまらないと肝を獲りにきますから気をつけて! ああ、本当にあればいいですね、梁山寄席。 こちらも良い夢を見せていただきました。
> 中道さん
東京もやっと梅雨入りです。 梁山泊の好漢たち、段景住や皇甫端のほかにも、多民族だったら楽しいですね。 宋は海外に開かれていた時代だし、日本から留学僧もたくさん渡っているし。 次の時代の『水滸伝』の好漢たちは、多国籍になっているかもしれませんね。 メキシコ人の劉唐とか、スペイン人の燕順とか。まさに四海兄弟! “鶏狗”の事務所は柴大官人のお屋敷(梁山泊のどこかに勝手に建てた?)の 屋根裏や隠し部屋にありそうですね。 べつに隠れなくていいんですけど、「ここが落ち着くから……」と言いそうな面々。 課長はああ見えて鋭いですからね、烏蘭姉さんに抜け駆けしたら、すぐバレますよ! 「なんや猫くさいなぁ、ネズ公?」 罰としてゴハン抜きですから気をつけて。 そんな楽しい時代の外伝もまた読みたいですね。 枝雀師匠~笑い多め、明るくっていいですね!ちょっと時遷にイメージが似ていませんか? というか、これから中道さんのお顔を桂雀師匠で想像してしまうかも……。 ![]()
こんばんは。
お疲れ様です。 中道殿、枝雀師匠もすごくいいですよねえ。 もう、代書とか、宿替えとか、面白すぎです。 やはりみなさんに愛されたんですねえ。 米朝さんは地獄八景という長いんですが 丸ごと冗談か、洒落のめす噺が好きだったんです。 すいません。そろそろ水滸伝に戻しましょう、 明日の更新お楽しみにいたします。
> 雲海さん
おはようございます。 地獄八景、おもしろそうですね。聞いてみたい! このブログはごくごく内輪の絵巻ファンしか見ませんから、読者さん同士の交流は大歓迎ですよ。水滸伝以外の話題もおもしろければ問題なしです。 行き過ぎたら、鉄扇子が登場しますからご安心を!? 今日は更新日。いよいよあと2回です。どうぞお楽しみに! |
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