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2021年 01月 20日
英語で好漢(67)
寒い日が続いていますが、皆さん、お元気でしょうか。
suiko108、もう一人鍋ばかり食べています。
今はひとり用の鍋スープの素もたくさん売っていて便利ですよね。
あと気になっているのが、松屋さんの「シュクメルリ鍋定食」
ジョージアの名物料理だそうです。
テイクアウトもできるので、仕事の合間に買いにいってみたいと思います。
あと、カルディで火鍋の素も買ってあります。
旅行に行ったり、みんなで鍋を囲んだり……もなかなかできませんが、各国の鍋料理を楽しんで、旅行気分を味わう計画です!

好評の「英語で好漢」、好漢のあだ名の英訳は、パール・バックの訳を基礎に、絵巻オリジナルを加えています。
英国在住の作家で、語学とセンスに優れた入江敦彦先生には、多大なご協力をいただきました。

中国各地にも個性的な鍋料理がありますが……彼の故郷はどうかな?

The Clear Star
among the stars of earth
Elfin Flautist「エルフィン・フルーティスト」

“笛を吹く妖精”とくれば、「地明星 鉄笛仙 馬麟」とピンとくるでしょう。
英語で好漢(67)_b0145843_19473789.jpg
馬麟の故郷の渓谷の村では、夏至の夜に精霊祭りがあり、笛が奏でられます。
妖精と笛という幻想的で優雅なイメージは、世界中で共通きものでしょう。
この妖精はラクダに乗っているところが、ちょっと個性的ですが。
そして、この笛は武器にも、楽器にもなるわけで……。
鉄の笛をもった妖精──ミステリアスな馬麟には、ぴったりですね。
それはそうと、馬麟の発音は「マー・リン」なので、あの大魔法使いを連想せずにはいられません。


He was the sixty seventh companion and one of the Little Tigers who made up the Battle Starter Cavalry Division.
His weapon was the double iron flaute, which sounds pretty unusual.
His nick name was 'Elfin Flautist'.
His background was that of an unknown foreigner.
He was also a famous gigolo.
And a member of the highwaymen on Mount Yellow Gate, along with 'The Garuda', 'The Calculator', 'The Nine Tailed Tortoise'.
'Welcome Rain' invited him to join the Liang-Shan Warriors, which he did.
He was as powerful as a hundred men, but even he died.
At the battle of Black-Dragon cliff during the Dark Guru War.




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我々は決して負けない!! All Men Are Brothers      梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。




by suiko108blog | 2021-01-20 00:00 | Suiko108 クロニクル | Comments(6)
Commented by 王定六が血迷って作った飯 at 2021-01-20 09:56 x
こんにちは!今回は我らの妖精さん馬麟の紹介と聞いて飛んで来ました!!
ミステリアスで美しい馬麟兄さんに恋をしてからずっと彼の故郷の事を考えています…
でも、実際に付き合いたいと言う気持ちは湧かず、いつも遠目で一人で笛を吹いているところをじっと見つめていたいです。
彼のイメージに似合う曲を聴きながらバスに揺られて通勤するのが日課です。
彼、精霊だと思っていたのですが妖精さんだったのですね!!素敵!!
怪鳥、ゆるキャラ、妖精、守護神が並ぶ黄門山四怪…
それはそうと、馬麟さんの眉上ぱっつんな前髪綺麗ですね!笛で切っているのでしょうか…?
白児に化けていた白骨猫さんも同じ眉上ぱっつんでしたね!日本のお人形さんみたいで可愛い!!私は彼が梁山泊一番美しいと思っています!!
正子先生が描かれる魅力的な好漢の中で一番キャラクターデザインが秀逸だと思うのは馬麟だと思っています!!
あの馬麟は不思議な魔法使えそうですよね!!大きな帽子が魔法使いっぽいですし…巨大な鉄の神霊とか呼び出しそう…
何よりお洒落ですよね!!彼の民族衣装!!
ラクダ君にもぴったりで素敵です!
馬麟兄さんとラクダ君って表情のテンションが真逆で可愛いですね。
ニコニコなラクダ君とローテンションな馬麟…
それはそうと、私個人的に馬麟の一人称が「俺」っていう所が一番驚いています、神秘的で”仙”って言われる程浮世離れしているお姿なのに普通に自分のこと「俺」って言っているのがギャップ萌えです!
そういう所、ちょっと人間っぽいですね。
何気に燕順とペアになっている…まさに戦士と魔法使いですね!!
いや〜夏至の夜の精霊祭りに参加してみたいですね!!
長文失礼しました。
Commented by suiko108blog at 2021-01-20 20:38
> 王定六が血迷って作った飯さん
こんばんは!熱いコメント、ありがとうございます。馬麟愛がヒシヒシと蔦掘ってきますよ!
いやもう、馬麟さんにこんな熱心なファンが現れる日がくるなんて……感激です!
そこで、王定六が血迷って作った飯さんのために正子先生に取材してきましたよ。
なぜ馬麟が異民族の格好をしているか……馬麟は元は“小番子閑漢”と書かれています。この番子というのは時代によって“地まわり”と“異民族・外国人”の意味があり、ここから馬麟は“異民族”、乗り物はラクダで、前髪はぱっつん──というイメージが自然に生まれたとのことでした。
原典とおり、凶悪な顔つきにならなくてよかった!いや、故郷が滅びたあとはすさんで、人相も悪くなっていたのかもしれませんね。……そのグレた馬麟が、黄門山の仲間に出会って──とか、いろいろ想像してみてくださいね!
そうそう、鉄笛のほか、二口の銅刀も使うそうですので、前髪を切ってるのはこっちでしょう。侯健が切ってくれる時もあるかも?
Commented by 雲海 at 2021-01-20 21:57 x
こんばんは。
“小番子閑漢”確かに、画集で確認しました。
正子先生の知識と想像力、すごいですねぇ。
思わずうなりました。
中国が多民族の国だということを知らない日、
苗族とその衣装の美しさに感動したのを
思い出します。
P.S
鍋いいですねぇ。
私はコチュジャンでキムチ鍋を愉しみます(自作)。
野菜もたくさん食べれるのでいいんですよねぇ。

Commented by 王定六が血迷って作った飯 at 2021-01-20 22:04 x
> by suiko108
馬麟さんの出身地にそんなルーツがあるとは知りませんでした…!!
”番子”という意味を初めて知って今一番驚いています…異民族…
蒋敬と陶宗旺に救われて黄門山に入山した馬麟は敵である漢民族と暮らすのに物凄い抵抗があったと思います…
二人も随分手を焼いたでしょう…
でも、馬麟が穏やかでいられるのは黄門山の仲間のお陰なんですね。
正子先生、suiko108さん、ありがとうございました!!
Commented by suiko108blog at 2021-01-21 18:17
> 雲海さん
こんばんは!
正子先生は原典をじっくり読み込んで好漢のイメージを作り上げていますから、その点が、どの水滸伝ファンが見ても「これだ!」と感じる一因かもしれませんね。
馬麟は少数民族の資料もたくさん参考にしたそうです。少数民族の衣装は刺繍や銀細工など、ほんとうに美しいですよね。
キムチ鍋、冬はあたたまっていいですね!合わせるのは、日本酒かソジュかマッコリか……なんにでも合うところも嬉しいじゃありませんか。
Commented by suiko108blog at 2021-01-21 18:19
> 王定六が血迷って作った飯さん
馬麟ひとりとっても、さまざまな謎がありますね。こうやって好奇心とともに知識や想像がひろがっていくのも、水滸伝の魅力のひとつ。ぜひ、いろいろ妄想してみてください。
これからも馬麟と梁山泊のジブリ・ワールド黄門山を応援してあげてくださいね!


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