『絵巻水滸伝 第二部 招安篇3』ハイライト(15)
“梅大郎”──梅家の若様と呼ばれる優男である。もとは大店の御曹司だが、役人に家財を奪われ、一家は流浪の身となった。大旦那から手代、丁稚の小僧まで、ひとかどの武芸を身につけよというのが梅家代々の家訓であった。梅展もまた幼少より家伝の“梅花九節棍”の技を叩き込まれた。父親の死を機に、一家を率いて役人を血祭りに上げ、これより“梅大郎”は山賊となった。以後、その武芸と商才を発揮して次々に近隣の山賊団を併呑し、ついには招安を受けるまでの大勢力となったのである。
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