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2020年 10月 27日
英語で好漢(57)
いよいよ10月も最後の週になりましたね。
皆さん、GO TOナントカは利用しましたか?
Suiko108は……まったくナシです!
『星ノ章』、人文版画集3・4巻の制作も着々と進み、このまま、いつの間にか来年に突入していそうです。

今週も、粛々と好漢たちのあだ名を粛々と英訳してまいります。
“四海兄弟”の魂を宇宙の果てまで!
夢は大きく!

好漢のあだ名の英訳は、パール・バックの訳を基礎に、オリジナルを加えています。
英国在住の作家で、語学とセンスに優れた入江敦彦先生には、多大なご協力をいただきました。

さて、今日の兄弟は……「“犬医者”と呼ぶな」

The Beast Star
among the stars of earth
Solomon Beard「ソロモン・ビアード」

ズバリ、“髯のソロモン”──「地獣星 紫髯伯 皇甫端」でした!
英語で好漢(57)_b0145843_20470380.jpg
ソロモン王の指輪を持つと、動物の言葉が分かるそうですね。
欧米なら「ドリトル先生」、日本なら「ぽっぺん先生」といったところでしょうか。
久しぶりにぽっぺん先生を検索してしまいましたよ。
皇甫端も動物の言葉が分かるのでしょうか。
なにしろ、動物は人間のように「ここが痛い」とか言いませんから、動物の言葉が分かるお医者なら、お互いに安心ですね。
あ、Suiko108もトラチャンの言うことは分かりますよ。
たいてい、「オカズがつまらない」か「ちゅ~るクレ」です。

He was the fifty seventh companion and a vet, particularly a horse specialist, with the Liang-Shan Warriors.
He has blue eyes and a coloured beard and looked like a foreigner.
His blue eyes were exactly what was needed for horse auctions.
His nick name was 'Solomon Beard'. Originally he was vet in Dong-Chang city.
He joined the Liang-Shan Warriors without question, when invited by 'The Bold Arrow'.
That is why he unquestionably liked outlaws. He was always looking after horses even under fire.
After the Sham Tyrant War he became the Principal Horse Superintendent in the empire.


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我々は決して負けない!! All Men Are Brothers      梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。




by suiko108blog | 2020-10-27 00:00 | Suiko108 クロニクル | Comments(4)
Commented by 雲海 at 2020-10-27 22:15
こんばんは。
思えば、原作の水滸伝、張清がこのひとを是非
紹介するよ‼ なかまになった! バンザーイ、
ってあっさり仲間になったんでしたねぇ。
昔、水滸伝ってこんなに面白そうな好漢山ほど
いるのに。。。なんでこんなに淡白なんだ。
とちょっとがっかりしたのも遠い話。
絵巻水滸伝は、そんな原作の水滸伝に
物足りない諸兄の為にあるような水滸伝
だと思います。
しかし、Solomon びっくりです。
入江先生、素晴らしい。
PS.
あ、京都のこわい話
すごく面白かったですよ。
便所の手の妖怪に名前があったのはびっくりでした。
Commented by suiko108blog at 2020-10-28 07:31
> 雲海さん
おはようございます。
そうそう!いろいろアッサリしていますよね。後半でも、盧俊義隊の動きとか、死に方とか。
だからこそ、想像の余地があって面白いのですが、思わず、え~!?ってなっちゃう気持ち、分かります!
入江先生の本、内容はもちろん、文章もとっても面白いですよね。本当にいろいろなことをご存じなんですよ。
読むと、京都に行きたくなりますよね。でも、やっぱりイケズがコワイ!?
妖怪……あの、さわっと触ってくるという彼……?
Commented by 雲海 at 2020-10-28 22:16
こんばんは。
>だからこそ、想像の余地があって面白いのですが、
そうなんですよねぇ。歳ととって思うのは
そこの想像は読者にお任せ~といいますか、
あなたの近しいこういうひとの中にも
好漢がいますから、その方に投影してみて下さい。
108人もいるのですからあなたの
想像で梁山泊を彩ってね。
そんなノリだったのかなぁ、と。
自由に読むということでしょうか・・・。
まぁ、若き日の雲海君もそこの余裕がなかったの
ですなァ。本当は読むという行為はそういうのが
愉しいところなんでしょうけど。

>妖怪……あの、さわっと触ってくるという彼……?
そうです~。あれは妖怪事典いくら買っても
なかなか載ってない。今の子供は知らないんだろうな。
昔これが怖くて、寝るとき、布団から手足出せなかった
んです。布団から手足出すとにゅっと出て触られる・・・
そんな怖さを子供心に感じてましたよ。
Commented by suiko108blog at 2020-10-29 08:43
> 雲海さん
わかります~「布団のなかは安全地帯」ですよね。
子供のころって、いろいろ怖かったですが……大人になると、かえって懐かしいくらいですね。
もっと洒落にならないコワイものがいろいろかあるから~

水滸伝……実際、テキトウなところは多々ありますよね……作者、忘れてた?とかいうレベルで……。そのおかげで絵巻が誕生してたので、それはそれで!


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