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2020年 10月 15日
『第131回「及時雨(四)道はその樹の下を・後篇」』本日公開!
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「童貫は、この騒乱に乗じて、梁山泊をも殲滅する気か!」
梁山泊と方臘の死闘に乗じ、“漁夫の利”を狙う、童枢密とその一味。
大宋国官軍による、王宮の略奪と明教徒の虐殺が始まった!
『此の日、方聖宮中に屍は積んで山をなし、血は流れて川をなす。』
蒋敬の叫びは、梁山泊の願いは、届くのか。
「誰か──止めてくれ!!」

すべてを犠牲に、逃げた方臘が最後に辿り着いた地、そこは──。
残された百華、金芝公主、そして、瀕死の宋江、彼らを待ち受ける運命は──。
「方臘篇 闇ノ章」、いよいよ最終回!

『絵巻水滸伝/第131回「及時雨(四)道はその樹の下を・後篇』本日公開! キノトロープ/絵巻水滸伝


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我々は決して負けない!! All Men Are Brothers      梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。




by suiko108blog | 2020-10-15 12:30 | 絵巻水滸伝 | Comments(8)
Commented by 雲海 at 2020-10-15 22:16
こんばんは。
第131回「及時雨(四)道はその樹の下を・後篇」
ようやく、方臘篇に終止符が打たれましたねぇ。
正子先生、森下先生お疲れ様でした。
やはり、今回は花和尚ですねぇ。
彼は只管打坐して、とうとう悟りを得て、
あれだけの大仕事をしながら、それを
誇らず・・・。それでいて、
昔の気持ちはもち続ける・・・。
やはりスケールが違う。
雲海ただただ感動感嘆しきりでした。
次の更新は来年ですねぇ。
愉しみといいますか、思わず切なくなりそうですが
待っております。
校正
方臘は一本の鑿をたよりに、その道を少しず、掘り広げた。→方臘は一本の鑿をたよりに、その道を少しず【つ】、掘り広げた。
凌振は李俊ら水軍の兵とともに、投降した信徒たちを一カ所に集めて警護した。→凌振は李俊ら水軍の兵とともに、投降した信徒たちを一【ケ】所に集めて警護した。
そして、梁山泊への“義兵”求め、彼らが、さらに各地の有志に早馬で伝えてくれたのだ。→そして、梁山泊への“義兵”【を】求め、彼らが、さらに各地の有志に早馬で伝えてくれたのだ。
Commented by suiko108blog at 2020-10-16 11:19
> 雲海さん
今月もありがとうございます。というより、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
まだ終わってないんですけど、やはり、ひとつの大きな終わりが来たことは間違いないですね。
ここまで来たのは、みなさんのおかげです!
始めた時はかなり孤独だった絵巻が、いまは沢山の方に読んでもらえるようになりました(もっと沢山の人に読んでほしいですが)
それもこれ、雲海さんたちのように、初期から支えてくださったみなさんのおかげです。自分たちの情熱だけでは、23年は無理。
ああ……本当に終わっちゃいましたよ、方臘篇!
Commented by ロウカスト at 2020-10-17 13:32
この物語もあと数回でおしまいになるのですね……。
こうまで後事を託された宋江は何も為し得ず消えて行くのでしょうか。

誤字などを見つけたところです。

 王稟は叫んだ。
「くそっ、敵を守ろうとする奴は、みな反逆者だ!!」
「上等だ。野郎ども、やっちまえ!!」
(この文章が二度繰り返されています)

息絶えた方臘の掌は、なにかを受取り、 →受け取り、
Commented by suiko108blog at 2020-10-17 20:15
> ロウカストさん
今月もありがとうございます。
方臘篇も終わり、いよいよ、残すところはあと一章。
宋江と梁山泊の物語が、どんな終わりを迎えるのか、楽しみにしていてくださいね。
校正もありがとうございます。
ほんとうに助かります。読者のみなさんは“チーム絵巻”の一員です!
Commented by 雲海 at 2020-10-17 21:48
こんばんは。
雨の日に物思いをしてまして、ふと絵巻水滸伝の
樹を考えてました。
世界の只中に聳えるような大樹。根元に
巨人、魯智深が只管打坐し・・・。
・・・ユグドラシル・・・。
言葉が浮かんできました。
そんな雨の日でありましたよ。
Commented by suiko108blog at 2020-10-18 09:05
> 雲海さん
雨の日に及時雨を想う……ありがとうございます。
雨が降り注ぐその樹は、菩提樹であり、宇宙樹であり、生命の樹なのかもしれません。
その天地をつないで輝く姿は、あらゆる文化の人が抱いている、なにか根源的なもののイメージのように思えますね。
Commented by 中道 at 2020-10-30 22:17
こんばんは、お疲れ様です、明日の朝は寒くなりそうなので気を付けましょう。
さて及時雨(四)道はその樹の下を・後篇を拝読いたしました
いや~懐かしいあの顔この顔、たくさんの仲間の援軍は梁山泊軍とって頼もしかったですね、
今章の表題、及時雨まさに彼の不思議な偉大さを、「わたしはもともと、保義郎ほどの者。彼らが助かれば、満足です」
たぶん元帥も彼のこの言葉に自分の卑劣さ、器の小ささを白日の下に晒された様で、彼を殺してしまいたい衝動のかられたのでは
ないでしょうか?これって男の嫉妬?いやいや元帥は漢ではなかったようなぁ 笑
もう一つ方臘と対峙した場面で、「あなたに、託す」宋江が応えた。「あなたは、わたしだ」う~んまさにワンネス!!
なんか鳥肌が立ちました、水滸伝は魔の転生が物語の始まり、スピリチュアルな要素も多分にありますね、
さて次回から泣いても笑っても最後の一章、「穆弘よ。」「”船火児”の」杭州残留組、気になります、凱旋途上の杭州でもたくさんの
ドラマありそうですね、では最後の一章の最初の”今月の顔”は名講談師と予想しておきましょうか 笑
それにしても副頭領はどこへ行ってしまったのかな?

最後にわたくしも校正を、
蝋燭をさがしても→蝋燭をかざしても
”梅花九節鞭”→”梅花九節棍”
笑いながらうろつく官軍が、その嫌悪感が→笑いながらうろつく官軍の、その嫌悪感が
彼の高貴な生涯のなかで、はじめて、あらゆる高貴さを擲って、森へと走った。 →この後に疾駆する柴大官人の挿絵が入っている方が自然だと思いました。
その寝台の中に、死体が横たわっていた。→その寝台の上に、死体が横たわっていた。
お言葉だな→お言葉だがな
夜は岩影が落ち葉のなかに横たわって→夜は岩影か落ち葉のなかに横たわって
Commented by suiko108blog at 2020-10-31 12:44
> 中道さん
こんにちは!
今月もありとうございました。ついに方臘篇終わってしまいましたよー!
いつ終わるのか……と思った時もあったのですが、終わってしまうと何となくさびしいですね。
さまざまな人の思いを残したまま、いよいよ来年は最終章の開幕です。
すでに、1、2回の原稿はほぼできているのですが、いや、毎回、ほんとうにビックリするのですが、中道さんの予想はイロイロと鋭いです。
2021年1月の更新を、お楽しみに!
校正もありがとうございます。ほんとうに急に寒くなった気がしますね。そちらも暖かくしてお過ごしください。


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