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2020年 07月 28日
『絵巻水滸伝 招安篇』 ハイライト(31)
『絵巻水滸伝 第二部 招安篇2 』ハイライト(12) 

 落水渡には、呼延灼に殺された荊忠の代わりに、楊温が移動していた。“攔路虎”──“障害物”とあだ名される、節度使中でも特に粗暴な男である。
 楊志と同じ楊家の一門の出で、楊家槍の使い手でもあった。
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 楊家の名は、官界より山賊の中で幅が利く。楊温も山賊時代は“仲間たち”に恐れられた。“攔路虎”のあだ名は、民衆ではなく、同業の山賊たちがつけたものだ。仕事帰りに楊温に遇えば、必ず獲物を横取りされる。同業者に憎まれた楊温は、命を狙われるようになり、ある悪名高い賊の首領を殺したのを機に、招安を受けた。
  (『第74回 壺中の天』より)

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被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。




by suiko108blog | 2020-07-28 00:00 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(2)
Commented by 雲海 at 2020-07-29 21:41 x
こんばんは。
“攔路虎”・・・よくぞ名付けた物騒な渾名ですねぇ。
インパクトは節度使のなかでも一番ではないでしょうか。
この楊温。招安篇を読み返してましたら恰好いいなと
はまってきました。
彼も結構なアニキの風貌してると思います。
きっと、梁山泊にいたら、穆弘と延々ケンカしてる
かもしれないですねぇ。
Commented by suiko108blog at 2020-07-30 10:12
> 雲海さん
やはり自前の看板をしょった主人公のひとりですから、楊温、存在感がありますよね。
穆弘とは……確かに、やりそうですね~かなりマジな喧嘩になりますよ、これは。張横が止めに入るレベルでしょう。史進とは仲良くなりそう。若者には優しい楊温。アニキ度高いです。


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