第23位 天微星“九紋竜”史進
(てんびせい くもんりゅう ししん)
全身に九匹の竜の刺青があることから、“九紋竜”とあだ名される若者として颯爽と登場した。華州華陰県の史家村に住む富農の息子で、幼少から家業を嫌い、槍棒ばかりにかまけてい た。それを苦にした母親は病んで死んでしまったが、老父は一人息子に金を惜しま ず、彫り師を招いて刺青を彫らせたり、武芸の師匠を雇ったりと好きなようにさせていた。それがある時、逃亡中の元禁軍棒術師範・王進の弟子となり、武芸十八般の奥義を極めるこめになったのである。
その後、少華山の朱武らと交わるようになり、山賊と通じていると密告されて自ら屋敷を焼いて逃亡。各地を流浪したすえに、梁山泊の一員となった。
彼は指揮官としてより、個人的な武勇に優れた将であった。一匹の若々しい青竜として生き、最期まで、その生き方を半歩も変えることはなかった。
微の星として生まれた史進は、人生でもっとも美しい時“華様年華”──永遠の青春の象徴なのだ。
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。