大好評シリーズも、8人目!『Emaki Suikoden』の世界進出は、着々と進んでいるでしょうか?
昔から画集の人物紹介などに英訳が併記されていました。
当時から国際化を狙っていた?それとも、単にかっこいいから?
好漢のあだ名の翻訳には、パール・バックの英訳を参考にしたほか、英国在住の作家で、語学とセンスに優れた入江敦彦先生の多大なご協力をいただいています。
世界進出第一歩のいま、改めて復習してみましょう。
さて、本日のヒーローは……“club”じゃないの?
The Majestic Star
among the stars of heaven
The Twin Bludgeons「ツイン・ブラジオンズ」
まぁ、順番的にも「天威星 双鞭 呼延灼」なわけですが、“double clubs”じゃないのです。
(ちなみに、旧『梁山豪傑壱百零八』(グラフィック社)では、“double clubs”)
“Bludgeon”は棍棒のこと。
clubもbludgeonも、訳せばどちらも「棍棒」ですが、 bludgeonの方が長くてトゲトゲしている感じ?
clubは原始人が持っているような……画像検察しても、パリピーが踊りに行く場所しか出てこないんですが。(クラブの語源はほんとうに棍棒だそうです)
ちなみに、bludgeonには「人をおどしてムリヤリ~させる」という意味があります。
それって、呼延灼の星“天威星”の威の意味、「力ずくで相手を屈伏させる」と同じではないですか。
そこまで考えてこのあだ名にしたのかは、忘れましたが……。
学生のみなさんは、ひとつ難しい単語を覚えましたね!
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。