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2019年 01月 17日
絵巻水滸伝人物名鑑[完全版]其之二十九
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 第58地微星“矮脚虎”王英
   (ちびせい わいきゃくこ おうえい)

五尺足らずの小男だが眼光鋭く、あだ名は“矮脚虎”──「短足の虎」。“王矮虎”と呼ばれることもある。もとの仕事は荷車引きだが、人を殺して清風山の賊となった。仲間には“錦毛虎”燕順と、“白面郎君”鄭天寿がおり、山では第二の頭目だった。好漢には珍しく無類の女好きで、清風寨の知寨夫人をかどわかすなど事件を起こす。祝家荘では、扈三娘の美しいのを見て飛び出していくが、かなわず捕虜にされてしまう。しかし、戦後、梁山泊にやって来た扈三娘に命懸けの求婚を繰り返し、見事にその心を射止めた。二人の婚礼は梁山泊をあげで華々しく執り行われ、その後も仲は睦まじかった。方臘戦の烏竜嶺越えにて夫婦ともに果てるまで、王英の扈三娘に対する純愛は、一時も曇ることはなかった。生まれや育ち、容貌や才覚などは正反対の二人だったが、梁山泊が月下氷人となって結んだ奇縁は、まさに天上の一対。来世にても、また必ず出会う宿命である。

王英ミニ知識!
(1)「五尺たらず」って、実際にはどれくらい?とみなさん気になりますよね。北宋の1尺は31.2センチですので、王英の身長は156センチ位になります。案外、低くない?それくらいの身長の男子もかわいいですよね!

(2)文中では「荷車引き」としていますが、実際は「ネコ」のような押すタイプの荷車が主流でした。重い荷車を押していた王英は、きっと上半身がガッチリとしていたことでしょう。

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我々は決して負けない!! All Men Are Brothers      梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。



by suiko108blog | 2019-01-17 00:00 | 絵巻水滸伝人物名鑑[完全版] | Comments(2)
Commented by 雲海 at 2019-01-19 22:00 x
こんばんわ。
荷車~ネコでしたか。
てっきり、人力車みたいな引き方の感覚でした。
王英、馬力あるのだな、と思っておりました。
清風山の三人に奥さんの一丈青、これも不思議な
四人ですよねぇ。
ひとの出会い、めぐり合わせの不思議さ、水滸伝は
奥深いです。
Commented by suiko108blog at 2019-01-20 09:31
> 雲海さん
おはようございます。今日は大寒、明け方は冷え込みましたね。
荷車、日本は引くタイプの大八車、リヤカーが主流のように感じますが、清明上河図などには、押すタイプの荷車が描かれています。たしかに、押す方が楽なような気もしますね。
ドラマか映画で、押し車に家財道具や子供まで乗せて戦火を逃れる……なんてシーンも見た記憶が。
清風山……2人以上の山では、たいてい誰かが生き残っていますが、4人が全滅したのは清風山だけ。兄弟の山に扈三娘が加わって、“家族”になった山でした。


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