立冬もすぎ、昨日は二十四節気の「小雪」。空の色も、風の匂いも、すっかり冬になりましたね。世の中はもうクリスマスの飾りつけ。お節や年年賀状の広告も目立つようになってきました。
慌ただしいと、ゆっくり料理をする心の余裕もありませんが、やはり暖かいものが食べたくなりますね。そこで、冬の定番、餃子ハルサメスープを作りました。中華だしと生姜でハルサメと冷凍餃子を煮込み、花椒醤をひとたらし。なかなかよい「屋台飯風」のビジュアルに出来上がりました!

suiko108は中国の屋台飯が大好き。衛生的ではないと、近年めっきり減ってしまいましたが……。
おみなじみ「肉夹馍」や「涼皮」のほか、地方の特色ある屋台飯も魅力的です。大理の「饵块」は毎日食べていました。おばさんが七輪で白いおもちとパンの中間みたいなものをのを軽く焼いて、お味噌をちょっとつけます。西寧の路地でおばあさんが売っていた雑穀のおかゆ、南京で食べたハルサメの醤油風煮込み……どれも忘れられない味です。いずれも、女性たちが七輪と洗面器やお鍋ひとつで商売していたものです。
とても美味しかったのですが、どんな名前で、どんな材料と味付けだったのか、説明することができません。だから、二度と食べることもできません。彼女たちの実家の家庭料理だから、きっと名前もないのでしょう。
旅の上で出会った料理は、夢の中で食べた料理のようですね。
そういえば、suiko108は夢の中に行きつけのレストラン、食堂街、居酒屋があります。どれも魅力的なお店なのですが、久しぶりに行くと再開発でお店がなくなっていたりもします。
みなさんにも「夢食堂」があるでしょうか?
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。