先日、見たテレビ番組によりますと、山形県の男性は、なんと全国で一番スイーツを買うそうですよ。
そんな山形県庄内地方の歴史銘菓をご紹介します。
その名も『古鏡』(木村屋)
いかにも由緒ありげ!
庄内とえば、出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)が有名ですね。
その中でも羽黒山伏の修行場として繁栄した羽黒山山頂の池からは、たくさんの鏡が出土して重要文化財となっているそうです。
その鏡をかたどって誕生した美味しいお菓子が、この『古鏡』というわけです。
鏡型のリーフレットも味わいがありますね。
お菓子の本隊は、きんつば風の粒あんこたっぷりのお菓子です。
外はカリッと、中はしっとりとした小豆がたっぷり。
その中には、さらに求肥が!
おいしい……!
しかも、気品あふれる美味しさなのです。
大きくて、食べ応えもたっぷり。
suiko108、この古鏡が大好きなんですよ。
山形に帰省する親戚にいつもおみやげに頼んでいます。
電話もネットもない戦国時代、遠国の武将間の書簡のやりとりには、山伏が使われることがよくありました。
彼らは険しい山道を越えることができますし、修行中ということで異国にいても怪しまれません。
(義経と弁慶も山伏に変装して逃げましたね)
資料に“羽黒が手紙を届けた”とあったら、これは羽黒山伏のことです。
それでも、手紙が届くまで何カ月もかかることがあったそうですよ。