南国リゾートの夕日を浴びる巨大な阮小七……?
ちょっと神々しいような、神々しくないような……。
それにしても、水滸伝をメイン題材に選びながら、なぜジェットスキーやヨットを組み合わせたのでしょう。
2001年というと、今から16年前ですから、欧米文化への憧れが強かったのかもしれませんね。
80后、90后と呼ばれた改革開放の豊かな時代の中で育った若者が読者に入ってくる頃です。
読者獲得には若者へのアピールが必要、とはいっても伝統文化も大切……という矛盾が、このデザインにこめられているのかもしれません。
もっとも、ただ単に、これがカッコイイ!と思ったのかもしれませんが……。
『今古傳奇・故事版』第9号去っていく寂しげなヨットやカヤックの影と、楽しげなウォーターバイク、ジェットスキーの若者たち。ハワイ(?)の夕日を背に、大きな阮小七は何を思い、どこへ行くのでしょう…。
(2007年04月13日の「Suiko108 News」より)