第71位 地遂星“通臂猿”侯健
(ちすいせい つうひえん こうけん)あだ名の“通臂猿”とは「手長猿」のこと。色黒で動きが敏捷なため、そう呼ばれたのである。先祖は古代、長江流域に生息した樹上民だと云われている。
裁縫の腕にかけては並ぶ者なく、“針を飛ばし、糸を走らす”と云われる名手。また、その針は武器ともなり、投げれば百発百中の腕前であった。
梁山泊では、持ち前の腕を生かして旗や戦袍、鎧甲などの製作に従事し、それらの修繕や管理も担当した。“仕立屋”とも呼ばれるゆえんである。
犬ぎらいであったが、銭塘江にて、“金毛犬”段景住とともに海に沈んだ。
“遂”とは、なし遂げること。道の果てまで、辿り着くことである。
杭州から梁山泊へ、そして杭州銭塘江へと、水に沿って旅した侯健の生涯である。
ついに、水の果て──海に辿りつき、彼の足跡は消えた。
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
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