「夢のいきもの」選考を終えて
応募総数、なんと506枚!
男の子らしい元気な作品、女の子らしい優しい作品。大人には絶対に描けない、不思議な世界。思わず微笑んでしまう、愉快ないきもの。
週末ごとに届く「夢のいきもの」たち、毎回毎回、とても楽しみでした。どの“いきもの”も、それぞれに味があり魅力いっぱいで、1点だけ選ぶなんて出来ません。悩んで悩んで、70点を選び、さらに20点を厳選しました。
そして今回はその中から、見た瞬間に、リアルな画が目の前に浮かんできた、作品番号60山田結萌さんの「レインボーフェアリー」を、正子公也賞に選ばせていただきました。
雲の上から不思議な“じょうろ”で虹を作ってくれる、この愛らしい妖精は、ふわふわとして、明るくて、見る人を幸せな気持ちにしてくれます。白黒なのに色彩を感じたのも、選んだ理由のひとつです。
最終候補の20作品は、どれも甲乙つけ難く、特に、いきものの存在感が突出して楽しく愉快な、作品番号163菊地梨有来さんの「キメポーズくん」(僕のお気に入り!)、異色で強烈な印象を残す、作品番号172西口太陽くんの「エビルプラント」、児童画としてだけでなく、アートとしてみても圧倒的な、作品番号321加茂槻輔くんの「パキラ」など……こうした絵は、大人がリアルな絵に描くと、もともとあった面白さ──“味”が無くなってしまって、せっかくの「夢のいきもの」が消えてしまいそうで、僕の手で描きおろすなんて、とてもできませんでした。それなのに、なにも賞をあげられないなんて……。
そこで、たまののミュージアムさんに相談して、「レインボーフェアリー」以外の19作品に、特別賞を贈っていただけることになりました!
今回の「夢のいきもの」には、玉野市以外の子供たちからも、たくさんの応募がありました。なかでも、直島の子供たちが描いた作品群は、さすが“アートの島”だけあって、芸術性の高い、力作揃いで驚きました。名古屋の子供たちの作品は、オシャレでなんとなく都会的。
いろんな学校のいろんな子供たちの、バラエティに富んだ506の「夢のいきもの」たち、とってもいい夢をみることができました。ありがとう!
平成27年8月吉日
正子公也
正子公也賞を受賞した、
山田結萌(やまだゆめ)さん(八浜小学校・5年生)の
「レインボーフェアリー」は、
→こちら
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