“燕王”耶律淳(えんおう やりつじゅん)~『絵巻水滸伝・第二部/遼国篇』
幽州燕京を支配する契丹人の王。遼国皇室の長老であり、かつては英傑として名を馳せた。
天寿公主・答里孛の父でもある。
本国の混乱に乗じて、燕雲で自立しようとするが、その背後で糸を引くのは、梁山泊に仇なす“燕国の亡霊”であった。
「水滸伝」原典では遼帝は「
耶律輝」となっていますが、史実にある本当の名前は「
耶律延禧」です。
そして、実際に燕京を支配していたのは、燕王の
耶律淳です。
(彼は本国の混乱に乗じて、実際に皇帝を僣称します)
「延嬉」「輝」「淳」……中国語の発音も似ていません。
なぜこういう混乱が起きたのか……水滸伝が小説として成立した時代、地域では遼についての資料があまりなかったのかもしれません。
地図と照らし合わせてみると、原典での梁山泊軍の進軍路もかなり無理があるのです。
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
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