水滸伝の好漢といえば、酒・酒・肉がお約束なわけですが、
李雲のような右党もいるし、頭脳労働の
呉先生などは意外に甘いものが好きそうです。
というわけで、今日は、好漢たちが食べていそうなおやつをご紹介します。
『果脯』
果物の蜜づけです。
様々な新鮮な果物を砂糖や蜂蜜で漬け込み、一年中いつでも食べられるようにした歴史あるお菓子です。
現在では北京の名産となっていますが、絵巻水滸伝1巻で、林冲が妻の雪蘭に買った宋代のお菓子
“香糖果子”も同じような食べ物でしょう。
こんな可愛い包みの中に……
桃の蜜漬!
こちらは海棠の実です

写真だとあまり美味しそうに見えませんが、甘酸っぱくて美味しいのです。
お茶請けにぴったりですので、見かけたら味見してみてくださいね。
干しぶどうのように、おつまみにもいけるかも……?
中国の伝統菓子は、日本では月餅や麻花くらいしか馴染みがありませんが、色々な美味しいものがあるんですよ。
suiko108h的には
酥糖、
驢打滾、
糖葫芦などが好きでしょうか。
名前が面白いと思うのは、
猫耳朶!
ネコミミ……って、どんなお菓子か想像してみてくださいね。
猫耳朶は庶民のお菓子で、市場で大きなビニール袋に山盛りになって量り売りされていました。
「ネコミミの量り売り」です。
写真がないのが残念!
こうして見ると、名前もとても面白いですね。
ちなみに、
酥糖(サクサク飴)、
驢打滾(ロバ転び)、
糖葫芦(蜜ひょうたん)という意味です。
どんなお菓子か……ちょっと想像するのが難しいですね。
『絵巻水滸伝/第114回「救・前篇」』公開中!(
キノトロープ/絵巻水滸伝)
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
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