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2014年 10月 02日
『宋江三十六人賛』(17)
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   “九紋竜”史進


北宋時代、梁山泊に集まった好漢たちの物語は、はじめから今の「水滸伝」の形をとっていたわけではありません。
『宋江三十六人賛』は、『水滸伝』の誕生に先駆けて、南宋時代(1127~1279)に書かれた宋江ら三十六人の仲間を讃える文章です。
もともとは画がついた“画賛”でしたが、画は散逸して、今では文章だけが残っています。

古文ですし、当時の世相を色濃く反映しているので、訳すのは大変に難しいです。
分からない言葉もたくさんありますが、なんとか頑張って読んでいってみましょう。
南宋時代の梁山泊にはどんなメンバーがいたのか、そして、彼らはどのような人物としてイメージされていたのでしょう。

※訳文はあくまで素人の推測・想像ですので、多少とも合っているのかどうか、まったく分かりません。
皆さんのご意見、識者のご教授をお待ちしています!

   “九紋竜”史進

  竜数肖九(竜数は肖九)

  汝有九文(汝は有り九文)

  蓋従東皇(東皇に従い蓋す)

  駕五色雲(駕す五色雲)


「竜の数は九を肖り、汝は九文有り、東皇に従って蓋(おお)い、五色の雲に駕す」

水滸伝では第二十三位の“九紋竜”史進が登場です。
あだ名は“九紋竜”で同じです。トレードマークの竜の刺青も、ちゃんと九匹いたようですね。
ちょっと漠然として分かりにくい賛なのですが、「東皇」は天上の最高神、「東皇太一」とも呼ばれ、東方に祭られます。
宋代は太一信仰が盛んだったそうなので、きっとなにか謂われがあるのでしょう。
竜は東方に配される霊獣、そして太一神は天の九宮を巡るそうです。
九は陽の極まった数、そして陽は東から訪れるものですから、竜と九の間には深い関係がありそうですね。
竜には九匹の子供がいるそうですし、九竜壁というものもありますね。
「肖」は「似る」「象る」「あやかる」などの意味があります。竜の形もちょっと九の字に似ています。

とりあえず、文章の意味をSUIKO108的に超解釈(?)してみると、

「竜といえば数は九、“九紋竜”史進は文字通り九匹の竜を刺青している。まるで五色の雲に乗って天を駆けめぐる東皇様の一番弟子のような勢いで、その名前は天下に鳴り響いている」

……とりあえず、なんだか非常に威勢のいい粋な若者のイメージはありますね。
もっとも、竜が生んだ9匹の子供は、ついに竜にはなれなかったそうです……頑張れ史進!

当時の風俗を色濃く反映しているような賛は、解釈が難しいです。



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  我々は決して負けない!! All Men Are Brothers          梁山泊一同

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by suiko108blog | 2014-10-02 00:00 | Suiko108 クロニクル | Comments(0)


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