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2014年 09月 16日
絵巻水滸伝人物名鑑[完全版]其之六
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  第百四位★地劣星“活閃婆”王定六
   (ちれつせい かっせんば おうていろく)


「オレは、誰にもよくなどしねえよ。アニキがなんだか気になるから、したいようにするまでサ」



あだ名は“活閃婆”──「いなづま」である。
生まれは江南建康府。実家は堅気の居酒屋だったが、幼い頃から諸事に器用で、異郷で一旗あげようと故郷を飛び出した。
しかし、各地を放浪するも容易に芽が出ず、いつしか掏摸渡世となった。
転機は五台山にて、行き倒れた魯達と知己を得たことによって訪れる。魯智深、楊志、安道全、張順と、行く先々で好漢たちの引き起こす面倒事に巻き込まれ、やがての人生の路は梁山泊へと到るのである。
泳ぎから料理、槍まで器用にこなしたが、その最も得意とするところは、掏摸と駿足であった。
巾着切り時代は、逃げ足の速さで知られ、一度も捕まったことがなかった。梁山泊でもそれを生かし、北山酒店の番頭を務める一方、伝令や偵察の仕事をこなした。
あだ名の“活閃婆”とは、雷の神で、女神である。
走るのが早いだけでなく、頭も回転も電光石火、行動はキビキビとして無駄がなかった。
ひょうひょうとしているようで、面倒見のいい、粋な渡世人であった。
今も、どこかの道を駆けているような気がしてならない。



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  我々は決して負けない!! All Men Are Brothers          梁山泊一同

被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。

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by suiko108blog | 2014-09-16 00:01 | 絵巻水滸伝人物名鑑[完全版] | Comments(2)
Commented by 雲海 at 2014-09-16 19:32 x
こんばんわ。
絵巻の王定六・・・すごく個性的で好きでしたねぇ。・・・最後までひょうひょうとしてて・・・彼らしい最期だなぁ、と思います。
本当、今もどこかからかふっと帰ってくるようなそんな風情がしますねぇ・・・。秋風を感じながらそんなことを思いますなぁ。
Commented by suiko108 at 2014-09-17 10:00 x
雲海さん
おはようございます。
なんだか、時間がたつほど、「死んじゃったんだなぁ……」と実感していくので不思議です。
王定六とは、もう16年の付き合いでしたから、本当に長年の友達を亡くしたようです。


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