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2014年 05月 06日
絵巻水滸伝人物名鑑[完全版]其之二
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  第八十二位★地魔星“雲裏金剛”宋万  
   (ちませい うんりこんごう そうまん)





「ならば、杜遷よ。ゆっくりと来ればよい」


あだ名の“雲裏金剛”とは、「雲をつく仁王」の意。背が高いゆえのあだ名である。
“摸着天”杜遷、“旱地忽律”朱貴とともに、梁山泊初代首領・王倫時代からの古参幹部で、当時は第三位の頭領だっ た。武芸の方は十人並みだが、王倫より道義を弁えており、“豹子頭”林冲の入山にも好意的だった。王倫が林冲に殺された時も特に抵抗はせず、その 後も仲間が増えるに従って席次は下がる一方だったが、梁山泊の隆盛を喜びこそすれ、不満に感じることはなかった。
相棒の杜遷とは、山賊となる前よりの長い友情があり、一心同体のごとく常に行動を共にする仲であった。彼らは自分たちが愚鈍であることを知ってお り、二人で一人分の働きができると思っていたかのようである。目立った手柄こそ少ないが、誰よりも梁山泊に長くいるという矜持を失うことはなかっ た。
「妖」と「魔」の星を持つ、雲をつくような二人の巨漢──彼らは、あるいは本当に梁山泊の門を守る金剛力士、一対の仁王像であったのかもしれな い。
潤州戦にて初の戦死者の一人となり、以後、梁山泊は苦しい戦いを強いられることとなる。



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  我々は決して負けない!! All Men Are Brothers          梁山泊一同

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by suiko108blog | 2014-05-06 00:00 | 絵巻水滸伝人物名鑑[完全版] | Comments(2)
Commented by 雲海 at 2014-05-06 09:51 x
おはようございます。
最初、宋万の絵を見たのは、正子先生の画集でしたねぇ。
実はその本見た時に花和尚、豹子頭より先に宋万を探してページめくりました。
宋万って原作で風貌の描写ってあまりなかったように思うんですよ。
だから、正子先生どのように描かれたんだろうって気になったんです。
それが見事にすごくきれいで恰好いい、それでちょっと何か愛嬌のある
宋万がそこにいました。嬉しかったです。すぐにその本は私のお宝殿堂入りになりました。確かそれが先生の本との初めての出会いでしたよ。
買った書店はもう無いんですよ。懐かしい思い出です。
Commented by suiko108 at 2014-05-08 11:59 x
雲海さん
ごぶさたでした!
素敵な「出会い」のお話をありがとうございます。
そんなに宋万のことを思っていただいて、宋万も、そして杜遷も喜んでいると思います。
そして、本当に水滸伝が好きな方に満足していただけて、正子先生も描いたかいがあったでしょう。
水滸伝は、ほんとうに色々な思い出を作ってくれる作品ですよね。
好漢たち一人一人が懐かしい古馴染のような気がしてくる、不思議な物語です。


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