今日は
バレンタインデーですね。
日本では女性から男性へ贈り物をしますが、古代中国でも、女性が意中の男性に
果物を贈る習慣がありました。
有名な西晋時代の美男子、
潘安が馬車に乗って街を行くと、女性たちがこぞって果物を投げ入れ、車がいっぱいになった……というお話もあります。
いつの時代も、女性はイケメンが大好きというわけですね。
このエピソードは
『鄭果盈車』という故事成語にもなっています。
(※鄭は手篇、投げる、という意味です)
原典『水滸伝』でも、遣り手の
王婆が
西門慶相手に“女性を落せる男の条件”として、第一に「潘安のような色男」と、美男の例として挙げていますね。
水滸女子(?)のみなさんは、今日はチョコの代わりに果物を贈ってみてもいいかもしれません。
ただし、「梨」はいけません。
「離」と発音が全く同じなので、「もう二度とお会いできません」という意味になってしまいますよ。
「李」は大丈夫です。
『絵巻水滸伝』第110回「命・前篇」、
本日公開!!

次回(第110回「命・前篇」)予告
かつて──江州は黄門山に、神出鬼没、怪力乱神、魔人の如く恐れられた四人の男たちがいた。“摩雲金翅”欧鵬を首魁とする“黄門山四侠”である。人々は恐怖と畏敬こめて彼らを“黄門山四怪”と呼んだ。
定浦村の陳観一族を滅ぼし、呪われた過去を弔う欧鵬。
そして、“黄門山四怪”のうち、残る三侠、“神算子”蒋敬、“鉄笛仙”馬麟、“九尾亀”陶宗旺らは、方臘軍の統治する潤州城を内から攻めるべく、敵中深く潜入するのだったが…。
一方、陳観の息子たちに掏り替わり、潤州城に乗り込む“没遮闌”穆弘、“混江竜”李俊率いる梁山泊軍。
かれらの“故郷”江南を舞台に、方臘軍との真の戦いが今、始まろうとしていた──。
『没遮闌』は、正しくは

です。
『絵巻水滸伝/第110回「命・前篇」』本日公開!(
キノトロープ/絵巻水滸伝)
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
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