天巧星“浪子”燕青
(てんこうせい ろうし えんせい)
あだ名は“浪子”──「伊達者」もしくは「遊蕩児」。“小乙”(二番目)とも呼ばれる。幼い時に孤児となり、“玉麒麟”盧俊義の屋敷で育てられた。雪のように白い全身に見事な碧色の刺青を施し、歌舞音曲から各地の方言、遊びや花街のしきたりにも通暁している。また武芸にも優れ、弩を取れば百発百中。相撲も天下一の技を持つ。天巧星の名に相応しい、万能の美青年である。
盧俊義が陥れられると、燕青も乞食まで身を落とすが、その忠義が揺らぐことはない。丐幇幇主・許貫忠に助けられた燕青は梁山泊へ救援を要請し、やがて梁山泊軍とともに元宵節に北京を襲い、ついに主人を救い出す。
孤児として自分の出自を知らない燕青は、華やかな世界で生きる一方、心に虚無を抱えた若者である。しかし、梁山泊の一員となった燕青は次第に盧俊義の影から開放され、独立した個人として生きはじめる。
聡明な燕青は臨機応変の対応が必要な難しい仕事に選ばれることが多く、若年ながら梁山泊でも頼りにされる存在である。なお“浪子”とは、奇しくも時の皇帝・徽宗の即位前のあた名でもある。彼もまた花柳界に出入りし、浮名を流していたのである。
地然星“混世魔王”樊瑞
(ちねんせい こんせいまおう はんずい)
妖術を使って風雨を操り、兵を用いること神のごとし。そのためあだ名を“混世魔王”と云う。また流星錘の使い手でもある。幼くして孤児となり、異端の道士“混沌子”より妖術と武術を教え込まれた。その後、世間を流浪してさまざまな邪法を身につけた樊瑞は、義兄弟の契りを結んだ“八臂那タ”項充、“飛天大聖”李袞を配下に賊となり、梁山泊を好敵手として天下に覇を唱える野望を抱く。
樊瑞らが本拠地とした芒トウ山とは、始皇帝の秦に反旗を翻した漢の高祖・劉邦が立てこもった山である。その時、山には王気が立ちのぼっていたという。しかし、梁山泊の“九紋竜”史進に率いられた、朱武、陳達、楊春らとの戦い、そして“入雲龍”公孫勝との熾烈な法術戦のすえ、ついに樊瑞は屈伏する。
入山後は公孫勝を師と仰ぎ、正法の修行を続ける一方、時には歩兵を率いて戦闘にも参加する。なお樊瑞の使う流星錘とは、金属のおもりに鎖をつけた軟武器で、振り回して打撃する。
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