
“呪ん師(のろんじ)”の声に導かれ、死の孤峰“独鹿山”に孤立する盧俊義たち。
見えぬ出口を求め彷徨う解氏の二勇士、そして燕青。
救援に向かう“豹子頭”林冲らの前には、次なる罠が──。
「もう間に合わぬ──」
驚異的な速さで北上する、“大将軍”兀顔光率いる遼国騎馬軍団。
戦うべきか。救うべきか。盧俊義は、窮極の選択を下すのであった──。
そして、刻々ともたらされる“鶏狗”の報に、宋江もまた、避けることのできない決断を迫られる。
万馬奔馳し天地怕れ、千軍踴躍し鬼神愁う──宋江と盧俊義、それぞれの覚悟!
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キノトロープ/絵巻水滸伝)