★医師
56★地霊星“神医”安道全
梁山泊内の医療を担当する、内科でも外科でも治せない病はないという名医。そのため、あだ名を“神医”と呼ばれる。天下を流浪し、たびたび好漢たちと交流をもったが、江南の建康府に医院を構えていた際、ふと医者家業に嫌気がさして引退を決めた。土地の美妓・李巧奴をひいきにして気儘な暮らしを送っていたが、病に倒れた宋江を救うため、梁山泊へ招かれることになった。こちらも口の悪いへんくつな老人で、皇甫端とは似た者同士、気心のしれた仲であるらしい。美女が好きなところも似ている。
梁山泊には怪我人、病人が多いが、専門の医者は安道全ひとりである。平時となく戦時となく、最も忙しい好漢の一人であるといえるだろう。
「絵巻水滸伝」(第二部)連載中!(
キノトロープ/絵巻水滸伝)