★獣医
梁山泊には軍馬のほか、食用の家畜や、好漢たちが飼っているさまざまな動物が暮らしています。
57★地獣星“紫髯伯”皇甫端
梁山泊の馬匹の医療にあたる獣医。良馬を見ることに長け、また金魚から鳥、猿、象まであちゆる動物の病気を治療することができる。碧眼紫髯の西方人で、その医術の腕をたよりに世界を放浪していたらしい。やがて宋国まで辿りつき、あだ名を“紫髯伯”と呼ばれるようになる。「伯楽」とは、馬の鑑定にすぐれた古代中国の人のである。
“神医”安道全とは旧知の間柄で、互いに“薮医者”“犬医者”と呼び合う仲。口の悪いへんくつな老人だが、動物と愛妻には優しいようだ。
「絵巻水滸伝」(第二部)連載中!(
キノトロープ/絵巻水滸伝)