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2010年 08月 24日
『絵巻水滸伝』ハイライト(57)
『絵巻水滸伝 第5巻〜天魁星受難』ハイライト(4)

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“神行法”とは、一日に数百里を走る術である。
 両足に一枚ずつ甲馬と呼ばれる札を縛りつけると、昼も夜も休むことなく風のように駆けることが可能になるのだ。甲馬は特別な紙に特別な墨で描かれ、紙馬とも呼ばれる。神の乗る馬──の意味である。
 戴宗は、この札を書く秘法を身につけ、“神行法”を会得していた。しかし、彼がいつ、どのように会得したのかは、誰も知らない。




絵巻水滸伝(第5巻)(第三十六回 神行太保より)

by suiko108blog | 2010-08-24 00:17 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)


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