★諸物製作頭領
梁山泊軍も通常の軍隊と同じように、軍人だけで成り立っているわけではありません。
軍にかかわるさまざまな事務を行う人々、品々を製作する頭領たちがいなくては、
梁山泊軍も威力を発揮することはできません。
(大小戦船の製造を監督)
70★地満星“玉幡竿”孟康
もとは船大工であり、花石綱運搬の船を建造していた。そのため梁山泊でも大小戦船の製造を監督する。色白で背が高いため、あだ名は“玉幡竿”──「玉の旗竿」。船大工時代、仕事をせき立てる監督官を郁保四を唆して殺させ、逃亡して飲馬川の盗賊となった。
梁山泊では戦船の建造にあたる一方で、水戦となれば水軍の男たちに混じって出陣していく。船旅の経験も多く、高麗まで旅したこともあるため航海術にも通じている。その得意とする武術も高麗じこみだ。梁山泊には珍しい皮肉屋。
「絵巻水滸伝」(第二部)連載中!(
キノトロープ/絵巻水滸伝)