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2010年 03月 17日
★梁山泊の108人 其之八十七〜八十八
★中軍を守護する歩兵驍将

中軍、すなわち梁山泊首領たる“及時雨”宋江が率いる本隊です。孔明と孔亮の兄弟は歩兵部隊を率い、呂方・郭盛とともに宋江を守る任務についています。戦闘時にはあまり目立つことはありませんが、敵の最終的な目標は“宋江”ですから、とても重要な役目だといえるでしょう。時には命を捨てて宋江を守る覚悟も必要です。

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62★地猖星“毛頭星”孔明
(ちしょうせい もうとうせい こうめい)







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63★地狂星“独火星”孔亮
(ちきょうせい どっかせい こうりょう)




兄の孔明はあだ名を“毛頭星”──「すばる星」。すばるとはプレアデス星団のこと。不吉な星と云われている。弟の孔亮のあだ名“独火星”とは火星のことで、古来、この星が現れると地上に戦乱が起こるとされていた。年が近いため互いに張り合っているところがあるが、根本的には仲がいい。
もとは青州白虎山の麓に住む長者の息子で、武芸を好み、家伝の“孔家縄術”も不本意ながら会得している。すばると火星がともに凶星であるように、この兄弟も、気が短くて喧嘩好きとして知られていたが、父親が亡くなると、いさかいから土地の金持ち一家を殺してしまい、白虎山へ登って盗賊となった。やがて青州三山対“双鞭”呼延灼の青州戦が起こり、そののちに梁山泊に入山した。兄弟とも宋江の人柄を尊敬しており、親衛隊は適任といえるだろう。

「絵巻水滸伝」(第二部)連載中! キノトロープ/絵巻水滸伝

by suiko108blog | 2010-03-17 01:01 | 絵巻水滸伝人物名鑑【梁山泊】 | Comments(2)
Commented by 耶律夷列 at 2010-03-18 22:09 x
 原典では野暮ったい田舎の人という印象でしたが(主立った子分の渾名も殆ど蔑称のようで尚更垢抜けない感じですし)、絵巻の孔明、孔亮はかっこいいですね。2人は渾名のイメージと合致する容姿をここに至って初めて与えられたということになるんでしょうか。もしかするとそもそも当時は昴も火星もかっこいいという印象を持たれていなかったのかも知れませんが。
Commented by suiko108 at 2010-03-19 10:28 x
田舎の坊ちゃんヤンキー(死語?)が、正子先生の筆で素敵に生まれ変わりました。
この二人、あだ名も本名もかっこいいのに……武松に殴られたり、宋江が先生だったり、ちょっと原典では不遇でしょうか。
絵巻でも、家伝の技が田舎臭い……と嘆いていましたが。施恩に服のセンスがなっていないと云われていた気も……やはり、なかなか人は変われないようですね。


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