★中軍を守護する騎兵驍将
中軍、すなわち梁山泊首領たる“及時雨”宋江が率いる本隊です。呂方と郭盛は、宋江個人を守る親衛隊を率いています。紅の呂方と白の郭盛、装いも華麗な二将は、得意の方天画戟を掲げ、戦となれば常に宋江のそばに控えているのです。
54★地佐星“小温侯”呂方
後漢末の猛将・呂布の人柄に傾倒し、みずからも方天画戟を習う。そのため、あだ名は“小温侯”。「温侯」とは、呂布が受けた爵位である。姓は同じだが、末裔ではない。赤装束に身を固め、赤馬に乗る。もとは生薬をあきなう商人だったが、元手をすったため、対影山で強盗になった。“賽仁貴”郭盛とは宿命の好敵手で、連日、一騎討ちを繰り返していたが、なかなか勝負かつかなかった。それをたまたま通りかかった宋江、花栄に仲裁され、二人で梁山泊へ同行した。性格は郭盛よりやや熱い。
「絵巻水滸伝」(第二部)連載中!(
キノトロープ/絵巻水滸伝)