★歩兵軍将校
十七名いる歩兵を率いる頭領たちです。少数の兵で遊撃部隊的な働きを担うことが多く、敵の城市などへ潜入し、攪乱や煽動を行うこともあります。
90★地短星“出林竜”鄒淵
(ちたんせい しゅつりんりゅう すうえん)
91★地角星“独角竜”鄒潤
(ちかくせい どっかくりゅう すうじゅん)
二人は兄弟ではなく、叔父と甥の関係である。ただし、年齢は殆ど変わらない。
叔父の鄒淵は純真で感じやすく、頑固で激しいという複雑な気性の持ち主である。甥の鄒潤は第九十一位の好漢で、生まれつき異様な顔をしており、後頭部には瘤があるため、あだ名を“独角竜”と呼ばれる。この瘤は非常に固く、頭突きで松の木をへし折ったこともある。もともと博打好きのごろつきで、登州の登雲山で強盗をしていたところ、遠縁の“小尉遅”孫新から解珍・解宝兄弟のため牢破りの手伝いを頼まれる。助太刀を頼まれた二人は、信用できる手下を引き連れて牢破りに一肌脱ぐと、一族とともに梁山泊へ身を投じた。
大好きな博打が出来れば、それ以外の細かい事にはこだわらないようだ。梁山泊の中では、最も“山賊”らしい二人である。