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2009年 07月 22日
★梁山泊の108人 其之四十三・四十四
★歩兵軍頭領
歩兵は、騎兵が突撃・攪乱した後に敵に当たる戦闘の中核を成す部隊です。敵の城門に攻め寄せたり、城壁によじ登ったりもします。機動力よりも実際的な“強さ”が求められ、その将も、部隊を統率するというよりも、個人的武勇に優れ、そのカリスマ性によって自然と部下に慕われるような好漢が配置されています。馬に乗れないわけではありません。

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34★天暴星“両頭蛇”解珍
(てんぼうせい りょうとうだ かいちん)





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35★天哭星“双尾蠍”解宝
(てんこくせい そうびかつ かいほう)









兄の解珍はあだ名を“両頭蛇”──「双頭の蛇」。弟の解宝はあだ名を“双尾蠍”──「両尾の蠍」と言う。ともに人物の危険なことを表している。特に双頭の蛇は中国では不吉とされ、見た者は必ず死ぬと云われている。ただし、この兄弟のうちでは、弟の“双尾蠍”解宝のほうが兄よりも気性が激しく、両腿には飛天夜叉を刺青している。
ともに渾鉄の点鋼叉(磨き上げた鋼のさすまた)と弓の使い手で、腕利きの猟師として登州では名が知られていた。しかし、賞金のかかった獰猛な人喰い虎を仕留めたことが災いし、無実の罪で捕らえられる。その事件が“病尉遅”孫立、“母大虫”顧大嫂をふくめた一族総出の牢破りに発展。みなで梁山泊へ落ち延びることになる。
梁山泊では、およそ戦いの場面に彼らの姿がない時はない。勇猛果敢かつ機転が利くという頼りになる好漢で、特に獣を追って山中を駆け回っていたためか、城壁や山道といって難所には欠かせない人材である。
 戦の花形といえば五虎将など騎兵だが、彼らとは一味違った、地味だが堅実な活躍を見せる歩兵軍遊撃部隊を象徴するともいえる男たちである。

by suiko108blog | 2009-07-22 02:02 | 絵巻水滸伝人物名鑑【梁山泊】 | Comments(0)


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