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2009年 07月 20日
★梁山泊の108人 其之四十二
★歩兵軍頭領
歩兵は、騎兵が突撃・攪乱した後に敵に当たる戦闘の中核を成す部隊です。敵の城門に攻め寄せたり、城壁によじ登ったりもします。機動力よりも実際的な“強さ”が求められ、その将も、部隊を統率するというよりも、個人的武勇に優れ、そのカリスマ性によって自然と部下に慕われるような好漢が配置されています。馬に乗れないわけではありません。

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33★天慧星“ヘン命三郎”石秀
(てんすいせい へんめいさんろう せきしゅう)



人の苦難を見ると命がけで助けてしまう一本気な性格のため、あだ名は“ヘン命三郎”──「命知らずの三男坊」。均整の取れた体つき、恰幅のよい壮士である。はじめ叔父と一緒に家畜の売買をしていたが、叔父が亡くなり、また元手をすってしまったため、薊州で薪売りをして暮らしていた。
ある日、牢役人の“病関索”楊雄が無頼漢に絡まれているのを見た石秀は、喧嘩のただ中に飛び込んでいき、ならず者を片端から殴り倒して楊雄を救う。それが縁となり楊雄と義兄弟の契りを結ぶが、やがて石秀は楊雄の美しい妻、潘巧雲と報恩寺の美僧・裴如海が密通していることを知ってしまう。不義を見過ごしにできない石秀は、裴如海を殺害し、楊雄を連れて梁山泊へと逃亡する。
怜悧かつ勇敢な石秀は梁山泊でも活躍が多く、祝家荘戦では薪売りに変装して村に潜入。また北京で“玉麒麟”盧俊義が捕らえられた時は、単身、刑場に斬り込んで処刑を阻んだ。胆力にすぐれ、一片の私心もない快男児である。

by suiko108blog | 2009-07-20 00:50 | 絵巻水滸伝人物名鑑【梁山泊】 | Comments(0)


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