
『絵巻水滸伝』第二部も連載再開から既に一年が経ちました。梁山泊と官軍の戦いもいよいよ大詰めです。
現在、『絵巻水滸伝』第一部全十巻が、魁星出版から発売中です。ネットに掲載されたイラストを含め、描き下ろしも多数収録、各巻それぞれ200点以上の挿絵がオールカラーで掲載されています。テキスト、イラストとも、可能な限りの加筆・訂正を行いました。
★『絵巻水滸伝・第9巻〜大戦梁山泊』
晁蓋を失った梁山泊に次々と襲いかかる強敵──戦場は曽頭市から芒トウ山、北京大名府へと果てし無く続く。そして、ついに梁山泊が“武神”関勝の攻撃のもと、灼熱の戦場となる!!
北京、震撼す!
“玉麒麟”救出に
梁山泊が動く
「──始まった」
大きな戦いになる。そう呉用は直感した。
梁山泊の未来を左右するような戦だ。
始まった──と、呉用はもう一度、心の中で、自分に言い聞かせるように呟いた。
しかし、それが梁山泊終焉の始まりなのか、栄光の始まりなのかは、呉用にも分からなかった。
(本文より)
絵巻水滸伝(第9巻)
B5判/256ページ/オールカラー
定価 3,500円(税抜)
発売 2007年8月25日
「主要人物紹介」「絵巻水滸伝地図」しおり付き