『絵巻水滸伝』第二部も連載再開から既に一年が経ちました。梁山泊と官軍の戦いもいよいよ大詰めです。
現在、『絵巻水滸伝』第一部全十巻が、魁星出版から発売中です。ネットに掲載されたイラストを含め、描き下ろしも多数収録、各巻それぞれ200点以上の挿絵がオールカラーで掲載されています。テキスト、イラストとも、可能な限りの加筆・訂正を行いました。
★『絵巻水滸伝・第2巻〜北斗之党』
天も地も、照覧あれ。
北斗の星に導かれ、ついに運命の男達が動き出す!
「我々は、北斗の星に応じて集まったのです」
──星の導く声を聞け。
覆いかぶさる山の影、背に追いすがる老師の声が、まざまざと脳裏に蘇る。
──その導きに、背いてはならぬ。
公孫勝は、真夏の蒼天を仰ぎ見た。
(宿命が来たというわけか)
(本文より)
絵巻水滸伝(第2巻)
B5判/248ページ/オールカラー
定価 2,500円 (税込 2,625 円)
発売 2006年6月25日
「主要人物紹介」「絵巻水滸伝地図」付き