『絵巻水滸伝』第二部も連載再開から既に一年が経ちました。梁山泊と官軍の戦いもいよいよ大詰めです。
現在、『絵巻水滸伝』第一部全十巻が、魁星出版から発売中です。ネットに掲載されたイラストを含め、描き下ろしも多数収録、各巻それぞれ200点以上の挿絵がオールカラーで掲載されています。テキスト、イラストとも、可能な限りの加筆・訂正を行いました。
★『絵巻水滸伝・第1巻〜伏魔降臨』
その日、封印の扉は開け放たれた。
108人の英雄豪傑を新たな視点から鮮やかに描き出す、豪華絢爛絵巻!
水滸伝 ~水のほとりの物語~
かつて、中国は山東の地、梁山という山の麓に茫々たる湖沼が広がっていた。
大小の水路が複雑に入り組み、高い葦が生い茂って、あたかも迷路のように他所者をよせつけない。
梁山のふもとの水たまり──梁山泊。
いつの頃からか、そこには世に容れられぬ男たちが雲集するようになる。背に九匹の竜の刺青を持つ若き武芸者、六十二斤の禅杖を操る荒法師、無敵の剣客、弓の達人、神算鬼謀の軍略家、日に八百里を走る男。道士、神医、賞金稼ぎ、盗賊に良家の令嬢──その数、じつに一百零八。彼らは星の導くままに梁山泊へと集結し、やがて『替天行道』の旗を掲げて、混濁虚飾の世に戦いを挑むことになる。
水のほとりの物語──『水滸伝』。これは、宿命によって梁山泊に集まった百八人の男たちの、自由と抵抗の物語である。
絵巻水滸伝(第1巻)
B5判/242ページ/オールカラー
定価 2,500円 (税込 2,625 円)
発売 2006年4月25日
「主要人物紹介」「絵巻水滸伝地図」付き