「絵巻水滸伝」が出版される一年ほど前、正子は出版に向けてのプレゼンテーションのため、「絵巻水滸伝」の雛形──手作りの実物大見本を作製しました。
3冊を正子が手作業で製本し、キノトロープさん、デザイナーのミルキィ・イソベさんにお渡ししました。そして残る一冊は、正子が今も大切に保存しています。
気になる中身ですが、当時の正子メモによると──
「今回は文章、絵ともに平均的な量の回「第54回」(連載当時)を使用しました。
印刷は、価格との兼ね合いから最悪のことを考えて、安い再生紙にプリントアウトしました。(意外ときれいに出てます)」
