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2009年 06月 22日
「絵巻水滸伝」の雛形
「絵巻水滸伝」の雛形_b0145843_0243987.jpg
「絵巻水滸伝」が出版される一年ほど前、正子は出版に向けてのプレゼンテーションのため、「絵巻水滸伝」の雛形──手作りの実物大見本を作製しました。そのとき正子がデザインした表紙が、上の画像です。(ゴールドに輝かせることを前提にデザインされ、シルバーのメタリック紙にプリントしています)

3冊を正子が手作業で製本し、キノトロープさん、デザイナーのミルキィ・イソベさんにお渡ししました。
そして残る一冊は、正子が今も大切に保存しています。
正子が提案した本のサイズは「八切」(165×216㎜)と呼ばれるものでした。ちなみに、実際に世に出た「絵巻水滸伝」のサイズはB5判(190×263㎜)。

──以下、正子メモより抜粋

「(「八切」サイズは)もともとは写真印画紙のサイズで、出版においては、手ごろな価格帯のフルカラーの図版本に多く用いられています。
例としては、河出書房の「ふくろうの本」シリーズ、学研の「グラッフィックブックス」シリーズ、新潮社「とんぼの本」シリーズなどが、このサイズです。
おおむねページ数は130〜150ページで、価格は1400〜1800円が相場のようです。
ちょっと高い気がしますが、これは使用されている紙質がかなり良いからで、紙質を落とせば、もっと安く出せると思います。
第54回を例に取りますと、1回が28ページですので、
1冊が144ページの場合、5回収録で全16巻、
1冊が224ページの場合、8回収録で全10巻
となります。(あくまで目安です)」

by suiko108blog | 2009-06-22 00:33 | 絵巻水滸伝 | Comments(2)
Commented by 朱桂花 at 2009-06-22 14:03 x
ご無沙汰しています。第二部の毎月の更新も、とても楽しく拝見しています。<(_ _)>

絵巻水滸伝の雛型、凄く素敵ですね!!
大好きな瓊英ちゃん&張清の表紙だから…というばかりではもちろんなくて、素敵なデザインに眼を奪われました。
黒を基調とした現在の絵巻水滸伝ももちろん素敵ですが、このゴールド版でもぜひ見てみたかったな~と思います。
ゴールド版雪中林冲、想像するとほんと素敵です♪

貴重な雛型を拝見できて光栄です。ありがとうございました。<(_ _)>
Commented by suiko108 at 2009-06-22 16:32 x
書き込みありがとうございます!お元気でしたか?
絵巻原型…私もすっかり存在を忘れていました。いつかこのデザインで再版される日があるかも…。ゴールド版雪中林冲、実現するかもしれません。楊志ならシルバー?夢が広がります。
また遊びに来てくださいね!


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