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2009年 06月 06日
★梁山泊の108人 其之三十七
★歩兵軍頭領
歩兵は、騎兵が突撃・攪乱した後に敵に当たる戦闘の中核を成す部隊です。敵の城門に攻め寄せたり、城壁によじ登ったりもします。機動力よりも実際的な“強さ”が求められ、その将も、部隊を統率するというよりも、個人的武勇に優れ、そのカリスマ性によって自然と部下に慕われるような好漢が配置されています。馬に乗れないわけではありません。

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21★天異星“赤髪鬼”劉唐
(てんいせい せきはつき りゅうとう)


生来の赤毛のため“赤髪鬼”と呼ばれる。若い時から各地を流浪し、好漢たちと男づきあいをしていたが、北京留守司・梁中書が宰相の蔡京へ十万貫の金銀珠玉を誕生日祝いに贈ると聞きつけ、“托塔天王”晁蓋に話を持ちかけようと東渓村へ訪ねていく。
 十万貫の金銀珠玉──“生辰綱”。この不義の財を道中で奪おうというのが、劉唐の計画である。旧知の阮小五とその兄弟、晁蓋の知己である呉用も智嚢として参画し、さらに道士の“入雲龍”公孫勝、“白日鼠”白勝らが仲間に加わり、ここに“北斗の党”が結成されるのである。彼らは黄泥岡において見事“青面獣”楊志から生辰綱を智取し、事件が発覚して捕り方が迫ると、晁蓋に従って梁山泊へ渡っていく。
劉唐は朴刀の名手であるだけでなく、風来の渡世人だっただけに世事に詳しく、戦に諜報にと、つぶしのきく好漢である。趣味は“博打”。

by suiko108blog | 2009-06-06 01:37 | 絵巻水滸伝人物名鑑【梁山泊】 | Comments(2)
Commented by 耶律夷列 at 2009-06-09 20:27 x
 軍人でも役人でも市井の人でもない「ならず者」出身者のトップが劉唐なんですよね。その次はトウ飛でかなり間が空いていますし、そもそもそういう出身の人が梁山泊の頭領にはあまり多くないのが意外でした(しかもこの2人はならず者になる前の経歴が解らないという点でも共通してますね)。
 原典のイメージは故小田部通麿氏が演じそうなごつごつした感じに思えましたが、絵巻の劉唐もかっこよくて好きです。
Commented by suiko108 at 2009-06-11 11:40 x
書きこみ有り難うございす!小田部通麿氏…思わず検索してしまいました。ものすごく個性的…というか、ちょっとこわいですが味がありますね。そういえば、CCTV版水滸伝の劉唐役の俳優さんに似ていませんか。見た写真のメイクのせいかもしれませんが…。絵巻の劉唐は男前ですが、身長は原典どおり「大男」なんですよ。


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