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2009年 04月 10日
「時遷のネズ公」
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絵巻水滸伝には強面の豪傑たちが次々と登場し、縦横無尽に活躍しますが、彼らが連れている可愛い動物たちも負けてはいません。中でも、最も出番が多く、なおかつ好漢顔負けの大活躍をしているのが、“鼓上蚤”時遷の連れている子鼠──“ネズ公”でしょう。
このネズ公のモデルも、森下家のねずみ。正体はジャンガリアン・ハムスターです。縁日で買われて来た、やぶれ耳のネズ公は、おっとりとした、おとなしい性格でした。夕飯時になると小屋から出てきて立ち上がり、じっと何かおいしいものが貰えるのを待っていたものです。そして、ある寒い日、やはり静かに、眠ったまま冷た くなっていました。
もう何年も前のことですが、今も本の中で元気で可愛い姿が見られるのは、本当に嬉しいですね。

by suiko108blog | 2009-04-10 01:47 | Suiko108 うらばなし | Comments(4)
Commented by 雲海 at 2009-04-11 23:20 x
こんばんわ。
あのネズ公にそういうお話があったとは! なんとも切なく愛しい気持ちになります。きっと彼(彼女でしょうか)も、天から絵巻の活躍を喜んでることでありましょう。
そういえば第二部は動物の相棒がちょっと大人しいですかねぇ。ではまた。
Commented by suiko108 at 2009-04-19 17:27 x
ただいま!
不在中も書きこみありがとうございます。
ネズ公、可愛いですよね。モデルになったネズ公は、さすがにリボンとチョッキはつけていなかったようですが…。
相棒たち、また活躍してほしいですね!
Commented by 雲海 at 2009-04-20 20:05 x
suiko108様、お帰りなさいませ。正子先生、森下先生もお帰りでしょうか。お疲れさまであります。実り多い旅でありましたでしょうか。
新作拝見しました。改めて思うのは、これをWEBで読めるのは最高の贅沢だと思います。最近は危機感いや増しに増してますがこの緊張感がたまらないです。108星揃ってからが、やはり本当の意味での戦いのようですね。
今回は花和尚、武行者揃い踏みの登場嬉しかったですね!次回はどうなりますか、愉しみにお待ちしてます。
Commented by suiko108 at 2009-04-21 13:31 x
ありがとうございます!毎度ながら、中国の変化の速さには驚かされるものがありますね。
絵巻のほうは戦いに継ぐ戦い…かつてない苦戦、息詰まりますね。集結後ははしょられることが多いですが、本当は「108星が揃う」ということ自体に、水滸伝的な重大な意味があるのかもしれません。
今後の物語をお楽しみに!


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