★騎兵小彪将兼斥候
49★地闔星“火眼シュン猊”トウ飛
(ちこうせい かがんしゅんげい とうひ)
両目が火のように赤く、あだ名は“火眼シュン猊”──「赤目の獅子」。人肉を食うのを好むために、目が真っ赤になったのだという。鉄鏈の名手で、ひとたび手にすれば近づける者はない。鉄鏈とは、鎖の先に刃や重りをつけた武器。
飲馬川で山賊をしていた時、流罪となって護送途中の“鉄面孔目”裴宣を助け、飲馬川の首領に迎えた。飲馬川に来る前も、“錦豹子”楊林と強盗をしていたらしい。飲馬川のもう一人の仲間には“玉幡竿”孟康がいるが、剛直な役人の裴宣、人食いのトウ飛、船大工の孟康と、あまり共通点のない三人である。そのためか、梁山泊入りした後は、別々の役につき行動をともにすることはない。