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2009年 04月 07日
★梁山泊の108人 其之二十八
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★騎兵小彪将兼斥候

49★地闔星“火眼シュン猊”トウ飛
(ちこうせい かがんしゅんげい とうひ)


両目が火のように赤く、あだ名は“火眼シュン猊”──「赤目の獅子」。人肉を食うのを好むために、目が真っ赤になったのだという。鉄鏈の名手で、ひとたび手にすれば近づける者はない。鉄鏈とは、鎖の先に刃や重りをつけた武器。
 飲馬川で山賊をしていた時、流罪となって護送途中の“鉄面孔目”裴宣を助け、飲馬川の首領に迎えた。飲馬川に来る前も、“錦豹子”楊林と強盗をしていたらしい。飲馬川のもう一人の仲間には“玉幡竿”孟康がいるが、剛直な役人の裴宣、人食いのトウ飛、船大工の孟康と、あまり共通点のない三人である。そのためか、梁山泊入りした後は、別々の役につき行動をともにすることはない。

by suiko108blog | 2009-04-07 02:42 | 絵巻水滸伝人物名鑑【梁山泊】 | Comments(2)
Commented by 耶律夷列 at 2009-04-08 22:07
 原典と比べて印象が最も変わらない人物の一人という感じがします(トウ飛ファンの間では白目と瞳どちらが赤い方が好みかで派閥がありそうですが)。かぶっているライオンは勿論本人が仕留めたんですよね。「人食いライオンをトウ飛が退治したと楊林は語っているが実は獲物(人間)をライオンと争った結果である」とか、何か裏話がありそうですね。
Commented by suiko108 at 2009-04-09 16:00
トウ飛のお話、すごく面白いですね!ほんとうにそうかも?トウ飛は無口(?)だし、普段はなにしているのか全く想像もつかない人ですが、席次も高いし、すごいエピソードの持ち主に違いありません!


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