★騎兵小彪将兼斥候
48★地闊星“摩雲金翅”欧鵬
(ちかつせい まうんきんし おうほう)
軍官の家の出で、武器は鉄棒を得意とする。また鉄槍の使い手でもある。あだ名の“摩雲金翅”──「天かける金翅」の金翅とは、伝説の怪鳥の名。力が強く、また身ごなしが敏捷なため、そう呼ばれるようになった。
もとは長江の守備にあたる軍卒だったが、上司に憎まれて逃亡し、黄門山で盗賊の首領となった。仲間には“神算子”蒋敬、“鉄笛仙”馬麟、“九尾亀”陶宗旺がいる。彼らは“四怪”と呼ばれ、それぞれに個性がきわだっている。そのためか、他の山に比べて結束感はほとんどない。
江州から引き上げる途中の宋江一行に合流し、四人で梁山泊に加わった。知勇備え、騎兵軍の中堅として戦には欠かせない存在であるが、実はけっこう負傷することが多い。