★騎兵小彪将兼斥候
39★地勇星“病尉遅”孫立
(ちゆうせい びょううつち そんりゅう)
顔色が薄黄く、あだ名は“病尉遅”。“小尉遅”孫新の兄で、妻の楽氏は“鉄叫子”楽和の姉。もとは登州軍で兵馬提轄を務めており、剛弓を引き、長槍と鉄鞭を使って、登州一の武勇を誇っていた。鞭とは金属製の棒状の武器で、あだ名の由来となった唐初の勇将、尉遅恭(字は敬徳)も、この武器を使うのを得意とした。弟の孫新にも伝授している。
無実の解珍、解宝兄弟を救うため、“母大虫”顧大嫂に強引に牢屋破りの一味に引き込まれ、その後、一族ともに梁山泊へ身を投じた。
優柔不断に見える時もあるが、実は梁山泊一の大家族を率いるにふさわしい、慎重かつ、非常に肝の座った人物である。