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2009年 03月 16日
★水滸伝映像作品紹介
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映画「杭州城決戦」(原題「蕩寇志」)(香港)


1973年に香港で製作された水滸伝映画。監督は張轍。主演は香港の二枚目スター、デビット・チャンで燕青を演じている。そのほか、ティ・ロン(武松)や、ダニー・リー(張順)丹波哲郎(廬俊義)など。カメオ出演の好漢も多く、香港明星総登場の感がある。
原題は「蕩寇志」だが、梁山泊が官軍の討伐を受けるという内容ではなく、方臘戦終盤の杭州攻めの映画化である。流血には定評のある張徹監督だが、この映画でも意外な人が意外なところで死んでしまう。
最近、待望のDVD化が実現した。

水滸伝 杭州城決戦

by suiko108blog | 2009-03-16 01:43 | Comments(2)
Commented by 羅 泰安 at 2009-03-19 00:25 x
意外な人が意外なところで・・・?先生もお人が悪い。気になって仕方ありません。恥ずかしながら、今まで私の中の水滸伝は英雄集結・大団円で幕(先生方の絵巻第一部←李 志清・夏秋両先生の漫画←日テレという流れ)だったのですが、今回の二部やご紹介の映画、中国電視台のTV版など、招安を受けて義勇軍としての活躍というか終焉までというのが、実は水滸伝の重要なテーマなのかもと思えてきました。中国TV版の宋江が、さかんに兄弟たちの生来~身の処し方を心配するくだりがあるのですが、義をもって国家に報じることが、好漢たちの生きる道であり幸せと信じてやまない、もと役人らしい、悪く言えば猫(好漢)の首に鈴をつけるような策略めいた智謀すら感じてしまい、そうとも知らずに散っていく好漢たちを思うと、やっぱり一部でいいや、などと感じてしまいます。でも、先生方の描かれる今後の展開で、そんな考えもあっという間に吹き飛んでしまうとは思いますが。
Commented by suiko108 at 2009-03-21 10:18 x
水滸伝の映像作品、ファンにはいろいろな楽しみかたができて楽しいですよ。レンタルなどで見かけたら、ぜひ見てみてくださいね。
招安以降というのは、どの作品でも省略されるか、割愛させてことが殆どですね。中国でも、招安以降のことを知らない人がいるんですよ。ストーリーの巧拙はどうあれ、すべての物語を通してこそ、水滸伝のテーマが見えてくると思うのですが、どうでしょう。そういえば、中国四大奇書、どれもハッピーエンドではないですね。


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