☆参謀 聞煥章
(さんぼう ぶんかんしょう)
古今の兵書に通じ、智謀にも長ける秀才である。あだ名は科挙に第三位(探花)で及第したため、“聞探花”。“今子房”とも称される軍略謀の持ち主で、一時は官界を去って野に降ったが、推挙されて梁山泊討伐軍の参謀となった。「東の聞煥章」として宋国四天王の一人にも数えられる。この「東」とは東京開封のことで、枢密院に席を置いていた時期があっためである。軍事のみならず政治にも才覚があり、童貫も一目置いている。山賊であった頃の徐京(十節度使のひとり)とも親交があり、その過去、私生活には謎の多い人物である。